アイフルホームの坪単価・価格はいくら?|評判、口コミ解説
アイフルホームは、1984年に設立された、LIXILの住宅建設部門の会社です。
親会社のLIXIL(リクシル)は、「住」(LIVING)と「生活」(LIFE)から名前をとった、建築材料・住宅設備機器の業界最大手。
その歴史は古く、1875年に鋳物製トイレ、洗面台、浴槽の製造を開始し、1919年には、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルに技術協力しています。
1945年に「INAX」、1949年に「トステム」を設立し、2011年に「LIXIL」へと統合され、現在では、住宅建設に進出するまでになりました。
今回は、アイフルホームがどのような会社なのか、なぜローコストが実現できるのか、その口コミや評判についても、ご一緒に見てみましょう。
それでは、アイフルホームとは、どのような会社でしょうか。
出典:公式サイト
アイフルホームは、全国で約250の工務店が加盟して、フランチャイズ展開している住宅建築会社です。
アイフルホームは工務店を使って、年間5,000棟以上の施工を行うハウスメーカーで、販売戸数では住宅建築業界の最大手になります。
2007年に、トステムやINAXが加盟するLIXILグループから独立して、社名をアイフルホームカンパニーとしました。
アイフルホームは、木造住宅をフランチャイズ展開するノウハウを確立し、木造住宅の建設では業界トップクラスです。
出典:公式サイト
アイフルホームの最大の特徴は、その安さですが、消費者としては、安かろう、悪かろうと心配になりますね。
アイフルホームは、2015年から「ミライリッチ」で、20年、30年後の未来の家を災害から守る、地震に強い家づくりに取り組みを行なっています。
アイフルホームでは、木材の柱や梁(はり)の接合部を強固にするために、「テクノスター金物」を使っています。
今まで木造住宅で使われていた金物よりも、接合部の強度が高く、耐久性があり、さらに、工期の短縮にもつながります。
「テクノスター金物」は、地震の横揺れで、梁が抜けて倒壊するのを防ぎ、建物の構造を安定させて耐震性を高めます。
アイフルホームは、老人や子供も利用できる「ユニバーサルデザインの家」で、誰でも安心して住める住宅つくりに取り組んでいます。
特に、20~30代の子育て世代をターゲットに、子供が安心・安全に生活できるキッズデザインを採用した「子供目線で作った家」を提案しています。
そして、太陽光発電やガスなどを取り入れた、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)を開発し、環境保全にも取り組んでいます。
出典:公式サイト
また、アイフルホームは2009年に、「セシボ・スーパーDAN」という高断熱仕様の商品で、省エネに優れた住宅として表彰されています。
窓のサッシには、遮音効果のある「アルミ樹脂複合サッシ」を、壁には、遮音性の高い断熱材「グラスウール」を採用しています。
会社名 | 株式会社LIXIL住宅研究所 |
---|---|
カンパニー名 | アイフルホームカンパニー |
設立 | 1984年5月 |
設立時資本金 | 1億円 |
代表取締役社長 | 加嶋 伸彦 |
本社 | 〒136-0071東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー |
事業内容 | 建設業に対する技術援助、コンサルタントに関する事業。 |
URL |
他のホームメーカーに比べて、坪単価が安いアイフルホームですが、口コミや評判はどのようでしょうか。
坪単価40万円半ばで、5.5kW太陽光。
雨水タンク、床暖房。
屋根は暑くならないクールホワイト、デュポンの遮熱アルミシートのタイベックシルバー。
断熱材は高性能グラスウールの16Kにしてもらい満足してます。
営業さんも建築士さんもよかったですし、半年近くかけて丁寧に大工さんに作って頂きました。
自分でこうしたいというこだわりがある方は、設計や内外装の自由度が高くコストパフォーマンスもよいのでお勧めします。
同じ仕様で他メーカー3社に見積もりをお願いしたところ、1.5~1.8倍近いお値段でした。
アフターもハガキで連絡→都合の良い日を予約→点検と、きちんとされてます。
何回も打ち合わせに行きましたが担当営業と事務だけで支店のトップと一度も会ったことがありません。
現場監督のミスなのか設計のミスなのか2階の間取りが間違っていて直してもらいましたが一切支店長の謝罪がなくまた、昨年9月に引き渡しになりましたが未だ工事が終わっていなくて未完成の状態です。
現場監督は震災で材料が入ってこないと言ってますがこんなに遅れることってあるのでしょうか?信じられません。
FCなので、しょうがないのかもしれませんが、工務店がつぶれてわずか1年で保障は終了。
アイフルホームに確認したら、お客様が契約した相手は工務店であって、私どもではございませんとのこと。
最終的に、契約書をアイフルホームに渡してくれるならば、10年と20年目の点検だけはしてくれるということで、なき寝入りすることになりました。
保障も何もあったもんじゃない。
施工も雑で、トイレの配管用の穴を余分に開けてしまったようで、でかい穴が開いているところを丸いプラ板でかくしてありました。
引渡し1ヵ月後に気づき苦情を申し出たところ、直してくれたけど対応が不誠実でした。
出典:http://www.nandemo-best10.com
アイフルホームの口コミでは、コスパが良い、丁寧な対応だという良い評価と、ずさんな工事や、意外と高い見積もりなどのクレームに分かれます。
なぜこのように評価が分かれるのかは、アイフルホームのフランチャイズの体制と価格設定にあります。
アイフルホームは、「アイフルホームカンパニー」が資材を買い付け、広報活動します。
加盟店である工務店は、顧客と打合せをして契約締結し、施工を行う仕組みです。
工務店は、アイフルホームに加盟申請し、経営状態や施工実績に問題なければ加盟店に登録されます。
アイフルホームは、現場の抜き打ちチェックなどで、ずさんな工事がないよう管理体制をひいています。
いっぽう、依頼者が契約を結ぶ相手は、アイフルホームではなく、加盟店である工務店との直接契約になります。
ですから、後に欠陥が見つかった場合、もし、その工務店が倒産していたならば、補償問題(瑕疵担保責任)で不安が残る点は留意しておきましょう。
アイフルで家を建てる場合は、近くにあるいくつかの加盟店をまわってみるのがおすすめです。
家づくりは結局、家を建ててくれる工務店との付き合いです。
疑問や不安にしっかりと答えてくれる工務店で、コミュニケーションがきちんと取れる関係が重要です。
ハウスメーカーの知名度だけで、契約するのではなく、社長の顔が見える、信頼できる工務店を選ぶことが大切です。
ハウスメーカーでは、契約前の見積もりに、建築内容の詳細な価格が書かれていないことがあります。
契約後に、設計の変更や設備の追加で、見積もり金額が高額になることが、注文住宅ではよくあります。
一般に、坪単価が安い会社ほど、規格品以外をオプションで追加すると、値段がとても高くなります。
また、提示価格には、塀(へい)などの外構(がいこう)の費用は含まれていません。
契約時には、必ず詳細な見積もりをもらい、他社と比較検討したうえで契約するのが賢明です。
✔契約先はアイフルホームではなく、加盟店工務店との直接契約
✔工務店が倒産すると補償問題でトラブルになる
✔トラブルには契約後の変更追加が原因している
アイフルホームの平均坪単価は、他のハウスメーカーと比較して、安い傾向にあります。
アイフルホームの平均坪単価は約25~55万円で、トヨタホームが約60~70万円、ヘーベルハウスが約70~80万円に比べて、かなり安くなっています。
旭化成ホームズ株式会社 | 約70~80万円 |
---|---|
トヨタホーム株式会社 | 約60~70万円 |
三井ホーム株式会社 | 約75~90万円 |
アイフル(株式会社LIXIL住宅研究所) | 約25~55万円 |
また、インターネットで販売する格安の規格商品「アイプライムセブン(i-Prime7)」は、20万円台から販売されています。
アイプライムセブンは、ネット販売することで、営業経費や広告宣伝費を抑え、非常に安い坪単価を実現しています。
アイフルホームの平均坪単価は安いですが、商品モデルは規格住宅から選び、種類も少なく、変更の自由度も少なくなっています。
水周りも、トステムやINAXの商品が中心で、それ以外を設置すると、坪単価が跳ね上がります。
アイフルホームの価格の安さは、どこからきているのでしょうか。
一般に、資材のコストを下げるには、「大量仕入れ」が効果的です。
そして、中間業者を通さずに直接、製造元から買うとさらに安くなります。
住宅を建てるには、大量の建材や設備機器が必要ですが、アイフルホームはそれらを、LIXIL関連会社から仕入れています。
トステム、イナックス、新日軽、サンウェーブ、トエックスなどのLIXILのグループ会社から建材を調達できるため、販売価格を安く設定できるのです。
ハウスメーカーは、一般に、施工を工務店に依頼し、メーカーは工務店に発注した金額に、中間マージンを載せて販売価格を設定します。
アイフルホームは、工務店とフランチャイズ契約を結んでいます。
そのため、工務店からフランチャイズ契約料を得ることで、住宅の販売価格を低く設定することができます。
いっぽう、工務店は、フランチャイズ契約料を支払っても、集客のために営業しなくても、仕事を得ることができるメリットがあります。
知名度の高い大手企業が、大規模な広告で「集客」し、フランチャイズ加盟店の工務店が「施工」するといった役割分担で、経営の合理化を図っています。
アイフルホームは、ローコストを実現するために、早くから「メーターモジュール」を採用しています。
「モジュール」とは、建築物の基準寸法で、日本では「尺モジュール(基準寸法=約91cm)」を使用してきました。
例えば、畳(たたみ)のサイズは“91cm×182cm”で、畳2枚で1坪(つぼ)となり、住宅の価格は、この坪単価で表示されています。
これに対し、「メーターモジュール」は、1mを基本寸法とし、「尺モジュール」より約9cm長いため、尺モジュールの設計より広くなります。
メーターモジュールにすると、柱などの構造材を減らすことができ、その結果、材料費や手間賃を抑えてコストダウンできます。
✔アイフルホームの平均坪単価は約25~55万円
✔建材や設備はLIXILの関連企業から直で大量仕入れ
✔集客と施工の役割分担をして、経営の合理化をはかっている
アイフルホームの人気商品をご紹介しましょう。
出典:公式サイト
c'e・si・bo(セシボ)は、夏の暑さや冬の寒さから家族を守り、一年中快適に、健康的に過ごせる住まいです。
ゆとりある玄関に、大きな窓のある開放的なリビング、忙しいママを応援する機能的なキッチン、誰もがくつろげる和の畳スペース。
子育て環境を重視し、家としての性能の高さにこだわり、家族の明日につなげていくことが、セシボのコンセプトです。
セシボは、省エネに配慮したエコ設計で、厳しい自然環境から家族の健康を守る「高気密高断熱性能」の住宅です。
出典:公式サイト
スプリームは、3階にスカイバルコニーのある「ゆとり空間の住宅」です。
縦の空間を有効に活かして、一階層を加えることで、生活空間にゆとりをプラスします。
3階建て住宅のスカイバルコニーは、家族がそれぞれに楽しめる空間です。
子供と遊び、趣味を楽しみ、家族でくつろぎ、大空の下で皆が夢を育む時間を提供します。
出典:公式サイト
シンプルライフは、余計なものをそぎ落とし、飾らない自分で、シンプルに賢く暮らす家です。
自分スタイルを大切にしながら、マイペースで、ゆとりある生活空間を求めている人に向けた住まいです。
中庭を、リビングとダイニングの真ん中に配置し、外部からの視線を遮ったプライベートな空間で、くつろぎの時間を過ごせます。
観葉植物で飾ったり、野菜を育てたり、和の庭園にしてみたりと、切り取る風景はお任せです。
2階は、プライベートな3つのベッドルームと、広々としたバルコニーにつながるファミリースペースで構成されています。
アイフルホーム の人気商品の特徴
- c'e・si・bo(セシボ)⇛家族が一年中快適に過ごせる住まい
- SUPREME(スプリーム)⇛3階建てのスカイバルコニーのある暮らし
- Simple Life(シンプルライフ)⇛中庭のあるシンプルな家
アイフルホームは、ホームメーカーの中でも坪単価が安く、しかも知名度の高い会社です。
アイフルホームで注文住宅を建てるのにおすすめなのは、どういった人でしょうか。
アイフルホームの注文住宅は、LIXIL研究所が開発している規格住宅の中から選ぶことができます。
大手のトヨタホームやヘーベルハウスのような高級感や多様性はありませんが、耐震や断熱、遮音については、しっかりとした建材が使用されています。
また、木造建築の耐震構造においては、安心・安全な住まいを建てることができます。
老人や子供目線で設計された住宅なので、子育て家族に最良の住居空間を提供できます。
無理のないローンを組み、マイホームを建てたい若い世代には、おすすめのホームメーカーです。
アイフルホームは、シンプルな家を求めている人におすすめです。
キッチンやバス、建材や設備を、標準規格にすることで、LIXILグループの建材や製品で、格安に家を建てることができます。
LIXILのグループ会社は歴史もあり、日本の工業技術を牽引してきた優良企業です。
標準規格で、いかに自分好みの生活空間をつくれるか、うまく工夫のできる人なら、後で見積もりが高額になることもないでしょう。
アイフルホームは、地域の工務店のフランチャイズ制をとっているため、家を建てたい人は、工務店と施工契約を結ぶことになります。
アイフルホームは大手だからと安易に契約すると、後々不具合が出た時に、トラブルとなります。
アイフルホームは、時間をかけて、信頼できる工務店を選ぶことのできる人におすすめです。
納得のいく見積書に基づいて契約し、契約後も会社任せにしないで、建築現場に足を運び、工務店の人ともコミュニケーションをとるようにしましょう。
✔20代〜30代の子育て世代
✔シンプルな住宅を低価格で買いたい人
✔時間をかけて自分で働きかけ、工務店選びができる人
アイフルホームの特徴は、その坪単価の安さです。
低価格は、アイフルホームの経営が、フランチャイズ経営で成り立っていること、また、グループ会社から建材や設備を低価格で仕入れているためです。
アイフルホームの親会社「LIXIL」の前身は、1875年に鋳物製トイレ、洗面台、浴槽(よくそう)の製造を開始した日本の老舗メーカーです。
口コミ・評判では酷評も見られますが、アイフルホームをよく理解して、うまく発注することで、賢い消費者になることができます。
他社のようなこだわりの注文設計は難しいかもしれませんが、標準規格商品をうまくアレンジすることで、夢のマイホームを建てること可能です。
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