不動産売却の[高額査定]には注意した方が良い3つの理由!
不動産売却において、不動産会社から査定をもらうのが一般的ですが、査定価格が本当に正しいのか心配になってしまう、という方も多いのではないでしょうか。
今回は不動産会社から高額査定を受けた際にどんなことに気をつければ良いのか、ということを解説していきます。
■まとめ
まずはじめに、不動産の査定を行う際に、どのような要素が価格に影響を与えるのか見ていきます。
●交通の便
●立地条件
●住戸位置(包囲、日照など)
●専有部分の価値(仕様、維持管理条項など)
●敷地(所有権、借地権のどちらか)
●共有部分の価値
●設備・施設のグレード
●維持管理の内容
●交通の便
●近隣の状況
●環境(騒音、日照など)
●供給処理施設(排水施設など)
●街路状況
●画地の状況(間口、形状)
中古マンションであれば、周りの展望や光のあたり方などは、査定価格に大きく影響する要素であると考えられている。
なぜなら、他の物件と差別化がしやすいからです。
また、部屋の状態も1つの重要な要素です。
例えば、壁紙が剥がれていたり、部屋が異常に汚い場合は、買主が購入後リフォームをする前提で話が進むため、査定価格は大きく下がってしまいます。
そして戸建について近年重要になってきているのは、「耐震性」と「隣地との境界」状況です。
耐震性においては、耐震基準適合証明書や確定測量図があると、買主が安心して物件を購入できるので、売買価格を上げやすくなっています。
不動産の査定方法について、詳しく解説している記事は下記をご覧ください。
不動産売却の際に、高額で査定されることは不動産売却で成功するためにはとても重要です。
しかし、売りたい物件が高額の査定価格をもらったとしても、必ずしも良いとは限りません。
その3つの理由を紹介します。
あなたが売りたい物件を、査定に出すとA社がB社よりも数百万円も多く査定価格を提示する場合がありまます。
なぜ、同じ物件なのにこれほどの査定価格が違うのでしょうか?
それは、不動産会社が専任媒介契約を取るためです。
売主はより高く物件を売りたいので、その心理に漬け込み、高額な査定結果を出し、売主に気に入ってもらえるようにするのです。
一旦、専任媒介契約を取ってしまえば、不動産会社は手数料がもらえることが約束されたことと同然です。
ただ、必ずしも高額査定を出す業者が悪徳とは限りません。
たまたま、その物件の地域と取引実績が疎く、他よりも高額な査定価格を出してしまった、というケースもあります。
2つ目の理由として、会社によって営業スタンスが異なるということがあります。
先ほど紹介した、専任媒介契約を取るために高額査定を出す悪徳業者の他に、売却期間が長期化しないために、あらかじめ査定価格を低めに設定する会社もあります。
一物件の利益はそれほど多くなくとも、短期間で物件を売却した方が、会社がコンスタントに利益を出すことができるからです。
ですので、不動産会社によって売主へアプローチの仕方が違うので、高額査定だけで媒介契約を結ぶのは危険です。
3つ目の理由としては、会社によって査定価格を出すための方法が違うことが挙げられます。
査定価格を出すために、地価のデータや過去の取引事例を参考に査定価格を算出することが多いですが、不動産会社によって利用するデータが異なります。
また、不動産会社は必ず得意分野と苦手な分野があります。
例えば、駅近くのマンションの取引事例を多く持つ不動産会社と、駅から離れた一戸建ての売却の取引事例を多く持つ会社だと取引事例が大きく異なります。
ですので、もし、不動産会社が得意分野ではないあなたの物件を査定する場合、他の業者とは高く見積もってしまう可能性があるのです。
そうすると、大手の不動産会社に相談するのがいいのではないかと考える方もいるかと思いますが、大手の不動産会社でも田舎や地方の物件の場合、取引事例が少ない場合があります。
ですので、自分の物件と似ている物件の取引事例が豊富な不動産会社を探すのが良いでしょう。
✔︎業者の中には、専任媒介契約を取りたいがために高額査定を提示する場合もある
✔︎会社によっては売主へのアプローチの仕方が異なる
✔︎あなたの物件に似ている物件の取引実績の少ない業者に査定を依頼すると高額な査定を提示されることも
適正な査定を出してくれる不動産会社を探したい時におすすめなのが、不動産一括査定を活用することです。
不動産一括査定とは、複数の会社からいっぺんに査定をもらうサービスです。
前述した通り、不動産会社によって、査定価格が数百万円も異なることがあります。
ですので、最終的に訪問査定をしてもらう1社を選ぶ際には注意て必要です。
複数の会社の中から、1つの会社に査定を依頼す場合に、おすすめなのが「査定価格と、その会社の取引事例をみて、総合的に判断する」ということです。
査定価格が高かったというだけで不動産会社を選んでしまうと、専任媒介契約を目的とした悪徳御者に会う可能性もあります。
査定価格に加えて、会社の信頼性という観点からも、判断してみてもいいでしょう。
- 一括査定サイトを2つ申し込み、自分の地域に合った不動産会社を見つける
不動産一括査定において、自分に合った不動産会社とマッチングできるか、ということが一番重要です。
一括査定を2つ申し込むことで、より多くの不動産会社から査定をもらえ、比較することができます。
比較する会社が多ければ多いほど、自分の納得のいく価格で売却することができるのです。
自分が住んでいる地域によって、2つの一括査定サイトを申し込むと良いでしょう。
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ここまで、不動産売却で高額査定を受けた場合に、どんなことを気をつけたほうが良いのか、ということについて解説しました。
前述したように、ただ査定価格を比べて高かった不動産会社を選ぶのではなく、自分の物件と似た物件の取引を過去にどれだけしてきたか、ということが重要になってきます。
そのためにも、不動産一括査定を活用して、自分に合った不動産会社を見つけましょう。
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