オープンハウスは狭小宅地の分譲が特徴的!口コミ・評判は?
オープンハウスは都心部の狭小宅地に戸建住宅を建てて販売することで拡大してきた不動産業者です。
活用が難しかった宅地にデザイン性の高い住宅を建築することには定評があります。
首都圏の人には「東京に、家を持とう」のキャッチフレーズでもおなじみの会社です。
その営業手法は独特で強引ともいえる面もあります。
オープンハウスはどのような会社でしょうか。
口コミ・評判を紹介しながらメリット・デメリットを解説します。
名称 | 株式会社オープンハウス |
---|---|
設立 | 1997年 |
社員数 | 2,301名 |
売上高 | 3,907億3,500万円(2018年9月期) |
事業内容 | 居住用不動産の販売・仲介 戸建住宅の開発注文 住宅の建築請負 マンションの開発 投資用不動産の販売 |
オープンハウスは戸建住宅の分譲・販売で拡大してきた会社です。
テレビコマーシャルも頻繁に行っているのでご覧になったこともある人が多いでしょう。
小さな敷地を機能的な設計で住みやすい住宅を作ることが得意な不動産業者です。
そんなオープンハウスですが、戸建住宅の販売以外にも不動産の仲介やマンションの開発も行っています。
戸建住宅を得意とする不動産業者としては珍しく、投資用不動産の販売も行っているのです。
戸建住宅、マンションなどの居住用不動産に関してはあらゆることを行なっていこう、という姿勢が見えます。
オープンハウスのサイトには「東京に住まいを求めている10万人のWEB会員」がいて、サイトへの来訪者が1か月で20万人いたと書かれています。
今やオープンハウスは戸建住宅販売では大手不動産業者です。
その規模と宣伝手法で知名度は高いものがあります。
サイトも洗練されていて物件の検索、会社の情報等もとても見やすくなっています。
物件情報も1年間で約2万件以上、過去情報も含めると、その数はすでに10万件を超えているそうです。
そもそも戸建住宅の購入を検討するのは20代後半から40代くらい。
この世代は探し物、買い物はネットが当たり前の世代です。
見やすいサイトでなければすぐに逃げて行ってしまうでしょう。
ネットを活用した営業手法には高い評価を得ています。
グループ会社であるオープンハウス・ディベロップメントが開発・分譲する新築一戸建住宅や土地を中心に売買仲介業務を行っています。
オープンハウスグループの戸建供給数は年間4,500件を超えているのです。
これはかなりの供給量で用地の取得、住宅の設計・建築、そして販売とすべてがかみ合わなければできない数字といえます。
グループではこうした一連の流れをスムーズにするノウハウがあるのでしょう。
「東京に、家を持とう。
」これがオープンハウスのキャッチフレーズです。
オープンハウスは東京23区、横浜・川崎を中心に名古屋や埼玉エリアにも展開しています。
これらの地域に共通するのは地価の高い場所であること。
当然に広い土地を分譲しようとすれば総額は跳ね上がってしまいます。
そこでオープンハウスは敷地を分割したり、元々狭小な敷地を購入してしたりして、土地代金をぎりぎりまで抑えるのです。
その分敷地は狭くなってしまいますが、3階建ての住宅を設計したり、地下空間を活用したりして居住空間の確保に努めます。
この結果、狭小宅地でも家族が住める戸建住宅が誕生するのです。
オープンハウスは都会に住むことをモットーに都心部での戸建住宅建設に特化しています。
オープンハウスは関連会社が投資用不動産も販売しています。
サイトで確認すると、数十件の物件が並んでおり盛況でした。
総額では10億円までの物件がほとんどだったので地主さんからの預かり物件ではないかと推測します。
また、想定される買主も総額が小さいことから個人投資家と考えられます。
地主との関係が深まると投資物件の相談も受けるようになるものです。
投資用不動産が多く集まるということは、地主との関係が良好な証拠といえます。
また、アメリカでの投資も積極的に展開中です。
✔︎狭小敷地にフィットするような戸建住宅を分譲して成長した会社
✔︎ネットでの集客にも強く都心部の土地や3階建住宅にも強い
✔︎投資用不動産やアメリカでの投資物件の売買も始めた
オープンハウスの口コミ・評判には以下のようなものがあります。
建物は比較的まとも。
おかしなところはいっぱいあったが、それは建売の宿命みたいなもの。>カーテンレールがなかったので追加で工事してもらった。
オープンハウスは土地仲介で建家はオープンハウス・ディベロップメントが格安で建てる。土地で利益を出すので土地高め。
OHD建家安めでトータル安め。OHD以外でも建てられるがそうすると土地に利益が乗っている分高くつく。
ネガティブな評判は以下のようなものがありました。
このオープンハウスの特徴は正直強引です。それもお客のニーズを全く理解しようとしないところが一番の問題だと思います。
現地の営業マンの言っていることは信じないこと。都合のいいことしか言わないし、都合の悪いことは教えてくれない。
口コミには販売物件の近くで家を買いそうにない学生にまで声をかけていた営業マンの話もありました。
道行く学生さんが家を買うかはともかく、誰でも顧客になる可能性があるので営業は欠かさないスタイルと考えられます。
わずかでも可能性があるならば営業をかけるのは積極的ともいえることです。
一方で時間も相手も選ばずの姿勢は批判の対象ともなっています。
多くの口コミには営業が強引、と書かれていました。
仕事中や夜遅くでも電話をかけてくるなど強引さのエピソードには事欠きません。
またそれを許容する社風があるものと考えられます。
熱心さと強引さは紙一重ともいえ、ネットは批判の対象となりやすい営業スタイルです。
それでも実際に売上高が右肩上がりなのも事実。
強引ともいえるスタイルを貫かないと急激な業績拡大はできないのかもしれません。
説明不足、いいことしか言わない、契約を急がせる等のネガティブな書き込みは数多く見られました。
実はこうしたネガティブな口コミは他の住宅メーカーでも多く書き込まれています。
パワービルダーと呼ばれる建売住宅を多く手掛けている不動産業者は似たような評判がみられるのです。
建売住宅の顧客満足度は売買契約の際が一番高く、引き渡しが終わり住みだすとどんどん下がっていきます。
様々な不具合が見つかることもありますし、メーカー側の対応がまずい場合もあるのです。
「こんなはずではなかった」という不満がネガティブな口コミの動機になります。
こうした書き込みは、住宅メーカーは避けて通れないものです。
✔︎わずかな可能性でも捨てずに手当たり次第に営業をかける
✔︎営業手法については熱心とも強引ともいわれる口コミが目立つ
✔︎営業手法や契約段階でのネガティブな書き込みが多い
オープンハウスのキャッチコピーは「東京に、家を持とう」です。
都心部に住むにはマンションしかありませんでした。
マンションは多くの世帯が住むため、すべてを自分たちでコントロールすることができません。
騒音やゴミ出しなどの生活上の問題も出てきます。
マンションにはこうした煩わしい問題もあるため、あきらめていた人もいるはずです。
都心で済みたい人に狭いながらも一戸建住宅を提供しているのがオープンハウスになります。
狭小宅地の有効活用がオープンハウスの成長を支えているのです。
かつては東京都心部でも狭小な宅地は敬遠されていました。
20坪程度では家も建たず、有効活用できなかったからです。
このような狭小な宅地に目をつけて3階建を中心に建売住宅を建設するビジネスモデルは評価できます。
都心に住むにはマンションしかなかった選択肢に戸建住宅を加えたのは特筆すべきことです。
東京都心だけでなく、他の都市でも狭小な宅地で家が建てにくい土地があります。
オープンハウスは狭小な宅地での建売住宅の先駆者ともいえるのです。
営業スタイルに関するネガティブな口コミはとても多いオープンハウスですが、建物に関するネガティブな情報は多くありません。
オープンハウスの住宅はオープンハウス・ディベロップメントが設計しています。
オープンハウスの主力は建売住宅なのでコスト重視です。
決して高級な部材やコストのかかるような施工はしていません。
ただし、水回りの設備などは安いながらも見映えのよい部材を使用しているのです。
購入する側もこの辺りは割り切っているため、大きな問題になりません。
高級で満足のいく建物ではないけれど値段相応の物件。
それがオープンハウスの建物なのです。
全国的な傾向として、戸建住宅の建設は頭打ちです。
消費税増税前の駆け込み需要や住宅ローン減税の後押しは確かにあります。
それでも土地の値上がり傾向、建物の建設費の高騰もあり、戸建住宅の価格は上昇傾向です。
その結果、戸建住宅の販売は好調とはいえません。
住宅メーカーは住宅を建て続けることで成り立っています。
住宅建設を止めてしまえば、それは企業の破綻を意味するのです。
これはオープンハウスも例外ではありません。
それがよくわかっているからこそ、オープンハウスは戸建住宅ばかりでなく、マンション建設や投資用不動産にも手を伸ばしているのです。
今後の人口減少を考えると、オープンハウスも盤石とはいえないでしょう。
昭和から平成にかけての不動産営業はオープンハウスのような積極的な、ときに強引といわれる営業スタイルもありました。
それが少しずつ変化し、オープンハウスのような営業スタイルは少なくなっています。
これまでにも同じようなオープンハウスのような会社が勃興しては消えていっているのも事実です。
右肩上がりのときは受け入れられるスタイルでも調子が悪くなってくると受け入れられない場合もあります。
今のような営業スタイルでいつまで走り続けられるかが課題です。
オープンハウスは投資用不動産売買も行っています。
ただし他社と比較すると総額の安い物件が多く、全国的に展開しているわけでもありません。
今後も収益物件売買を拡大していく可能性は少ないでしょう。
またオープンハウスの特徴的な事業としてアメリカへの不動産投資があります。
不動産投資は一般的になってきたとはいえ、アメリカへの不動産投資はまだまだハードルが高いものです。
言葉の問題、為替の問題、現地の法制など問題は多くあります。
大手企業でアメリカへの不動産投資事業を推進している会社はありません。
新しい事業を手掛けているのは評価できる反面、不透明な面もあります。
✔︎都心部の狭小宅地での分譲住宅にはオープンハウスは強い
✔︎強引な営業スタイルがいつまで受け入れられるかは不透明
✔︎投資用不動産売買は不活発でアメリカ不動産投資は不透明
狭小な宅地に一戸建を建てることがオープンハウスの真骨頂です。
都心部の物件なので土地の面積も狭く、日当たりもよくありません。
それでも昼間は共働きでいないので日当たりは悪くてもよい、建物の面積が狭くてもマンションのように気を使いたくない、という人にはオープンハウスの一戸建は最適です。
また、職住近接という考え方があります。
郊外に家を持って通勤に時間をかけるくらいなら職場の近所に住んだほうがよい、と考える人もいるものです。
例えば東京で新宿や丸の内に30分で通えるとすると、これは相当通勤時間が短い部類に入ります。
このように制約や制限はあるものの、都心で一戸建てが欲しいひとにはオープンハウスは選択肢のひとつです。
口コミには営業マンが説明不足で購入後にトラブルになった例が多く見られます。
引き渡し後に問題が見つかったものの、対応がしてもらえなかった例もあります。
これらは営業マンのミスでもありますが、事前の確認で回避できるトラブルもあるはずです。
購入前や引渡し前に土地や建物をしっかり確認して問題を指摘すれば、営業マンは対応せざるをえません。
これにはある程度の不動産の知識が不可欠になります。
それくらいの知識があれば営業マンの説明不足にも対処することが可能です。
これは地主さん側の話になります。
一般的に狭小な宅地は需要がありません。
容積率が大きかったとしても、それを十分に活かすことができないからです。
駐車場用地として買いたたかれるくらいしかありませんでした。
それをオープンハウスは相応の値段で購入してくれるのです。
狭小宅地の処分を考えている人には朗報といえます。
使い道のなかった土地を有効活用できるのはオープンハウスのビジネスモデルのおかげです。
✔︎狭くても都心で一戸建が欲しい人にはオープンハウスは最適
✔︎不動産の知識があり営業マンの説明不足にも対処できる人
✔︎狭小敷地の処分を考えている人にとっては売却先として適格
有名タレントを起用してテレビコマーシャルも大々的に行なっているオープンハウス。
都心の狭小宅地を有効活用するスタイルはこれまでにありませんでした。
このため近年急成長を遂げ、上場も果たしました。
一方で営業手法はよく言えば積極的、悪く言えば強引で口コミ・評判でもネガティブに書かれています。
一般に住宅メーカーはオープンハウスの口コミ・評判は少なく、悪い口コミは多くなるのが傾向です。
営業マンの質が悪ければここまでの急成長は達成できません。
急激な成長のため、営業マンの質にばらつきがあるのも原因のひとつです。
また、建物そのものに対するネガティブな書き込みはほとんどありませんでした。
これは一定の水準をクリアしているものと考えられます。
いろいろな課題はあるにしても、オープンハウスは狭小宅地の戸建住宅分譲では一歩抜きんでています。
メリット・デメリットを踏まえたうえでオープンハウスを検討しましょう。
注文住宅を検討している方におすすめなのが、複数のハウスメーカーを一度に資料請求して比較するというやり方です。
LIFULL HOME'Sの注文住宅は、オープンハウスを含む全国のハウスメーカーや工務店の施工事例まで簡単に比較することができます。
オープンハウスに興味があるが、他のハウスメーカーや、工務店とも比較してみたいという方はぜひ、一度活用してみてはいかがでしょうか。
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