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更新日 2020.2.28

【早見表で簡単にわかる】住宅ローンの借入可能額をシミュレーション!

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-Smile編集部-
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事前に借入額を計算しておこう

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住宅ローンの借り方にフルローンと呼ばれるものがあります。

これは住宅そのものの購入費用を全額借りるものであり、取得する際に発生する手数料などは自己資金を使って支払いを行うものです。

オーバーローンと呼ばれるものもありますが、こちらは手数料なども含めて全ての必要になる資金をローンにするものです。

自己資金は不要になりますが、借入額が高額になるので実際には信用を得にくく、これらの借り方を認めている金融機関はほとんどありません。

一般的な住宅ローンの借り方は必要になる費用の3割程度を自己資金で支払うものです。

この方法であれば金融機関の審査に通りやすくなりますが、これは返済できなくなったときの貸し倒れの危険性が関連しています。

金融機関に住宅の抵当権があるため、支払いが困難になると売却することになりますが、全額をローンにしていると住宅の価値が下がったときに完済できずに借り入れが残る場合があります。

しかし、3割程度を自己資金で支払っていればこの危険性を抑えることが可能です。

ライフステージが変化すれば毎月の返済に充てられる資金にも影響が出ます。

例えば結婚したばかりの夫婦であれば、その時点の生活費の支出はそれほど多くありません。

その後、子供が生まれると教育費など様々な負担が増えてくるため、住宅ローンを利用した直後のような余裕を持った支払いができなくなり、生活が圧迫されます。

幼稚園や小学校程度であれば影響は少ないですが、大学まで進学すると学費が高額になるので無視できない要素です。

これを避けるため、想定される支出の増加には何があるのか十分に検討を行い、それに合わせていくらまでなら無理がないのか計算して借入額を決めると良いでしょう。

住宅ローンは長期間の契約になるので少しでも金利が低い方が利息を抑えることができます。

ただし、適用される金利が変化して大きく引き上げられるケースもあることを理解しておく必要があります。

最初の3年間や5年間は固定で非常に低く設定されているものが少なくありませんが、この見かけだけで有利になると判断するのは危険です。

指定されている期間が経過した後に引き上げが行われ、返済が進んで元本が減っているにも関わらず、利息は増加することがあります。

これを考慮しないで借入額を計算していると支払いが困難になる恐れがあるため、利用を検討している住宅ローンがどのような仕組みのものであるのか十分に確認が必要です。

住宅ローンを比較する要素に金利がありますが、手数料についても比較をした方が完済までの支払い総額を抑えられる場合があります。

低金利にすることで他の金融機関よりも有利な条件に見せかけて、関連する手数料を高額にして補っているケースも少なくないため、これを考慮しないで借りると損している場合があります。

また、毎月決められた支払いを続けるだけでなく、お金に余裕があるときは繰り上げ返済を行うと元本を早く減らせるので利息を抑えられますが、これにも高い手数料が発生する場合があるので手軽に利用できません。

住宅ローンの融資条件の全体を見てどこから借りるのが最も適切であるのか比較しましょう。

住宅ローンを利用するときにシミュレーションを使っていくらまでなら借りられるのか計算して確認しておくことも重要です。

年収や金利、契約期間や毎月の返済額、ボーナスの上乗せなどを指定すると概算で金額が算出されます。

想定している計画が適切ではなく、借りられない場合には警告のメッセージが表示され、事前に把握することもできるので便利です。

ただし、このシミュレーションを使用して得られる結果はあくまでも概算であり、実際に金融機関に住宅ローンの申し込みをしても借りられる保証をしてくれるものではないことを理解しておく必要があります。

審査の基準は各金融機関で異なるため、落ちる場合もあります。

シミュレーションで計算を行う際の注意点に、入力した年収は自分の想定したものであり、今後もその金額が得られる保証がないことに注意が必要です。

業績の悪化で昇給されない、ボーナスの支給がない、勤務先が倒産する、ということも長期的に見ると絶対にないとは言えないので、余裕を持たせた方が安全です。

一般的にはどの程度借りているのか、という点も目安になります。

平均では年収の4倍であり、負担率は20%、自己資金率も20%です。

ただし、それぞれの生活環境で安全に返済できる金額には違いがあるため、平均に近ければ良い、ということはではありません。

自分の生活に合わせて計算することが重要です。

シミュレーションの重要性

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住宅ローンを組む時には、いくら借りるかを決めなくてはなりませんが、借りられるだけ借りればいいというものではありません。

貸してくれるだけ借りていては返済が大変になりますので、返済の事も考えて借りるようにしましょう。

自分が支払える金額なども考えなくてはなりませんので、どのぐらい借りても大丈夫かをシミュレーションしておいた方が安心出来ます。

住宅ローンを組む前には、毎月の返済額のシミュレーションをしてみる事が出来ます。

総額でいくら借りると、毎月の返済額がいくらになるのかを計算してみる事が出来ますので、月々の返済額の目安にすることが出来ます。

2000万円借りるのと、3000万円借りるのでは、月々の返済額が数万円変わります。

賃貸に暮らしているのであれば、今の家賃と比較しながら支払えそうな金額も考えて行ける為、とても参考になるシミュレーションになるはずです。

月々の返済額をシミュレーションしてみて、金額が大きすぎると感じるのであれば、月々の返済額を減らしてボーナス払いをしてみると、どのぐらいになるかを計算してみるといいでしょう。

ボーナス払いを加えることによって、月々の返済額を減らせるようになるので楽になります。

しかしあまりにもボーナス払いの金額を増やしてしまうと、ボーナスが出なかった時が大変ですので、あまり金額を増やし過ぎないようにしなくてはなりません。

月々の返済額とボーナス払いでシミュレーションをしてみた結果、支払額が多すぎると感じたのであれば、もう少し借りる金額を減らして計算をし直してみるといいでしょう。

借りる額が減る事によって、返済額が減るだけではなく、利子の金額も変わってくる為、支払いが楽になっていきます。

年齢が上がれば給料がアップするはずと予測していても、実際に増えるかどうかはわかりませんし、給料が減った時の事も考えておいた方がいいでしょう。

住宅ローンを組める金額は、人によって違いがありますので、いくら借りたい金額が決まっていたとしても、借りられなければ意味がありません。

自分はどれだけ借りることが出来るのかがわからなければいけませんので、まずはどのくらい借りられるのかが重要です。

住宅ローンの審査では、審査基準が設けられていますが、主な部分は年収を目安にしている部分が多いですので、自分の年収から借りられる金額を調べてみなくてはなりません。

夫だけの年収でいくらぐらい借りられるのかシミュレーションしてみたり、妻の収入も合わせて考えると、どのくらいまで大丈夫なのかなども考えていきましょう。

借りられる金額の目安がわからなければ、手に入れようとしている物件に手が届くかどうかがわかりませんので、いくらの住宅ローンが組めるかも知らなくてはなりません。

月々の支払いは10万円くらいしか支払えそうにないという事であれば、年収と返済額を合わせて計算をすれば、借入可能額がわかるようになります。

自分が借りようとしている金額は、年収に見合っているのかもわかりますので、無謀な借り方をしようとしているかどうか、現実を見る事が出来るでしょう。

現実を見る事が出来れば、借りたい額と借りられる額の差がわかりますので、選ぶ金額が変わってきます。

住宅ローンの返済の方法には、繰り上げ返済をする方法もあります。

出来るだけ月々の返済額を減らして貯金をしていき、ある程度溜まったら一気に繰り上げ返済をする事も出来るので、繰り上げ返済をしたらどうなるかのシミュレーションも参考になります。

ある程度貯金が貯まれば繰り上げ返済をすることが出来ますが、何年後にどのくらいの金額を返済するかによって利子の金額に差が出てきます。

早く返済をした場合にはどのくらいの差が出てくるのかがわかれば、目標を持ってお金を貯めていく事が出来ますので、貯金の目安にする事も出来ます。

シミュレーションをすることで、住宅ローンと向き合っていけるという点からも、人生設計と照らし合わせて考えていけるようになります。

ある程度の額を繰り上げたとしても、あまり利子に変化が見られないのであれば、焦って返済をする必要もありませんので、差額を知っておく事です。

どのくらいまで貯めて繰り上げれば大きな差がみられるかによっても、手元にお金を残しておくべきなのか、それとも早々に繰り上げたほうがいいのかがわかります。

自分達にとってどのような返済方法ならメリットがあるのかを考えて返済をしていった方がいいですので、シミュレーションはしてみるといいでしょう。

ミックスローンの計算方法

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住宅ローンを組むときは固定金利と変動金利から選ぶのが一般的ですが、2つの住宅ローンを併用して1つの家を購入する方法もあります。

ミックスローンと呼ばれるもので、知名度は低いですが固定金利と変動金利のデメリットを解消する目的があります。

一般的に収入が安定している家庭は固定タイプ、景気の影響を受けやすい状況なら変動タイプが適していると言われますが、ミックスローンは一家に2つ以上の収入形態がある場合に選ばれることが多いです。

例えば妻は会社員で夫は個人事業主という場合は、ミックスローンのほうが返済リスクを抑えられる傾向があります。

さまざまローンの中でも住宅ローンだけは妥協をしてはいけません。

借入額が大きくなると金利の0.1%が大きく効いてきますし、返済期間が長くなるほど利息は増えます。

繰り上げ返済をできる人もいれば、無理という人もいるでしょう。

収入が安定している家庭と不安定な家庭でも事情は異なってくるため、しっかりとシミュレーションをして無理のない方法を選ぶことが大切です。

ミックスローンは夫婦で働いており、異なる収入形態にある家庭に効果的な金利タイプです。

投資で言えば複数商品に投資し、リスクを分散させるイメージに近いと言えます。

公務員は収入が安定しており、毎月の収入が明確になっています。

そのため固定金利タイプを選択し、貯金に余裕ができたときに繰り上げ返済をする方法がおすすめです。

今は定期預金をしても利息がほとんどつきませんから、積極的に住宅ローン返済に回したほうがお得です。

自営業、個人事業主の場合は収入が安定しにくいですが、景気がよくなれば収入に反映されやすいでしょう。

つまり同様に景気情勢により負担の増減が変わってくる変動金利タイプが適していると言えます。

ミックスローンは夫婦で仕事をしており、収入形態が違う場合に選ばれることが多いです。

ミックスローンの利用で気になるのは、ローンの計算方法でしょう。

固定と変動金利がセットになっているので計算は難しくなりますが、住宅ローンの公式サイトの返済シミュレーションを利用すればわかります。

変動タイプと固定タイプはそれぞれ50%にする必要はなく、30%と70%という配分にできることもあります。

配分によって金利、返済額、支払総額などは変わってくるので、事前によくシミュレーションをして把握しておきましょう。

住宅ローンで失敗しないコツは返済で無理をしないこと、安定的に返済を続けられることがポイントになります。

固定タイプは完済まで金利が変わらないため、家計管理をする上でメリットがあります。

例えば収入ギリギリの生活をしている方だと、毎月の返済が少し増えるだけで無理が出てきます。

変動タイプは金利、利息が定期的に見直しされるので、将来的に固定タイプより返済額が大きくなるかもしれません。

ただし一般的には固定タイプより総支払額が少なくなるのが普通なので、最も人気のある金利タイプになっています。

2つの金利を組み合わせたミックスローンは、それぞれの金利タイプのデメリットを相殺できます。

逆に言えばメリットも相殺されるわけですが、2つの金利のリスク管理ができると考えるとメリットは大きいでしょう。

ミックスローンの魅力は途中で金利タイプを変えられることにあります。

生涯において一度も転職をしない方は少なく、平均して3~4回は転職をすると言われています。

そのため現在の金利タイプが将来的にミスマッチになる可能性もあるわけです。

ミックスローンはこのデメリットを解消するために、金利タイプの変更が可能になっています。

例えば妻が会社員で夫が自営業なら固定タイプと変動タイプをそれぞれ50%にするのもよいですが、夫が会社員に転職した場合は固定タイプ100%にする方法もあります。

定期的にシミュレーションをして、最適な金利タイプ、配分を決めていきましょう。

キャッシングやカードローンは短期返済タイプのため、少しくらい利率が高くても大きな影響は出ません。

しかし住宅ローンは借入総額が2000万円を超えることが多いため、金利選びはより慎重になる必要があります。

ここでの金利とは年率のことだけでなく、金利タイプも含まれています。

最近の住宅ローンは35年返済が当たり前になっており、毎月の返済額を減らして長期返済にするタイプが主流です。

それゆえ総支払額が増えやすいので、なおのこと年率、金利タイプにこだわる必要があります。

毎月の返済額に加えて、生涯に支払いする利息をイメージすれば理想的なローンが見えてきます。

住宅ローンは長期返済型が主流となっており、35年返済は特に人気があります。

35年タイプを選択した場合、35歳に家を購入して完済するのは70歳になります。

定年退職後は収入が減るので、なるべくその前に完済するのが好ましいと言えるでしょう。

20代で家を購入するのは難しいかもしれませんが、できれば20代~30代前半までに購入するのが得策と言えます。

住宅ローンは完済までをイメージして選ぶ必要があり、目先の利率だけに着目すると失敗します。

保証料、事務手数料、繰り上げ返済手数料なども比較し、お得なローンを選ぶことが大切です。

ペアローンの計算方法

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共働き夫婦にとって今や選択肢の一つになった「ペアローン」

これは夫婦二人がそれぞれの名義によって個別にローンを借りることを指しています。

収入を合算することで借入できる金額が増えるものの、契約は夫婦二人がそれぞれに請け負う形になるのです。

今回は、ペアローンのメリットやデメリット、計算方法について詳しくお話していきます。

ペアローンの最大のメリットは借入可能金額が大きくなるということ。

単独名義でのローンや収入合算によるものに比べて夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けることができるのです。

借入可能金額が増えれば選べる範囲も広がりますし、単独名義では購入することができない住宅にも手が届くでしょう。

ただし、もちろんデメリットもあり、世帯で考えた時に返済額が大きくなってしまうというもの。

どちらか一方が仕事を辞めてしまい、収入がなくなってしまったとしても住宅ローンの支払いは継続していかなくてはいけません。

それから仕事を辞めた側は住宅ローン控除を受けることができなくなることにも注意が必要です。

その為、借入する段階で借入比率を考えておかなければなりません。

夫婦のどちらかが死亡したり、高度障害になってしまった時にどうするのかを話し合っておくことが大切です。

ペアローンを組む際に意識しなくてはいけないのが、借入比率

夫が妻の借入額よりも多くする傾向があります。

これは夫が万が一亡くなった場合にも団信によって大半の住宅ローンが返済されることを目的としています。

夫が亡くなった場合、妻は遺族年金なども支給される為、借入比率を夫側が多く持つことで生活に余裕が生まれるでしょう。

ただし、夫の比率がどうあれ妻が先に亡くなってしまう場合には家計が苦しくなってしまうというデメリットも発生してしまいます。

妻の比率が少ない為、団信からの比率も小さくなってしまうのです。

また、55歳未満で亡くなった場合には遺族年金も支給されません。

夫側の比率を高くすることが一般的ではありますが、妻側の比率を高くする家庭もあるようです。

その際には、妻に死亡保障付きの保険に加入してもらうことで解決することができます。

妻側に加入してもらうのは気が引けるという夫は少なくありません。

妻が万が一亡くなってしまった場合でも死亡保障を受け取ることで住宅ローンを返済することも可能になる為、妻側の比率を高くする場合にはこの方法をとっておくと安心です。

ペアローンは夫婦それぞれの名義によってローンを組む方法です。

お互いに正社員として働き、安定した収入があれば組むことは可能になります。

ただし、配偶者が支払いを滞らせた過去があった場合、ブラックリスト入りしてしまっている可能性が高い為、配偶者名義での借入はできなくなってしまいます。

また、連帯保証人にもなれません。

ただし、妻側の苗字が結婚後に変更になった場合は、信用情報は0に戻りますので問題ありません。

結婚後すぐに住宅購入をする場合、夫婦共に正社員で働いていることも多いでしょう。

その段階でペアローンを組めば、かなりの借入額が可能になります。

その反面、これから子供を作ろうと考えている場合には注意が必要です。

妻側の職場に妊娠や出産に対して理解があるかどうかで、ライフスタイルが変わってしまうことがあります。

子供が生まれて社会復帰しようと考えてはいたものの、預け先が見つからずに復帰できないなどのリスクはよくある話です。

さらに、子育てや家事をしながらの仕事は経験がありませんから、どのように気持ちが変化していくかもわかりません。

働き続けることができなくなった時に夫の年収に見合わない住宅ローンを返済していかなければならなくなります。

どのタイミングで住宅ローンを組むのかを話し合っておくことが大切です。

ペアローンを組む際に重要なのは、それぞれがその住宅ローンの責任をしっかり果たすことができるかということです。

借入金額が増えることはその分返済する金額も増えるということです。

お互いにいつまでも健康で元気に働けるとは限りません。

万が一をシミュレーションしておかないと、いざという時にマイホームを手放さなくてはいけなくなる可能性だってあるのです。

どちらか片方が働けなくなるような現状を想像しておくことや、亡くなってしまう場合に対してもしっかりシミュレーションしておくことが大切です。

ペアローンの計算方法としては、4000万円を超える物件を購入する場合は年収に関わらずにお得になる可能性が高いでしょう。

年収が高い場合はわざわざペアローンを組まずとも住宅ローン減税の減税枠がフルに使いきれます。

余裕のある返済計画を立てよう

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住宅ローンを組む場合には、その計画が非常に大事になってきます。

なぜかといえば、予期せぬ出来事がおこり住宅ローンの支払いができなくなる可能性があるからです。

実際にお金を借りて返済できない人の割合は1割程度ですが、決して安心できるわけではないことを認識しておきましょう。

そこで、どのようにしたら住宅ローンの支払いを安心して続けることができるかをシミュレーションしておくべきです。

住宅ローンでお金を借りる場合には、毎月の支払いばかりに目が行ってしまいがちですがその内訳をよく考えておく必要があります。

例えば、種類によっては最初の5年間だけ割引きになるところも存在します。

毎月の返済額が通常は8万円なのに最初の5年間だけは7万円のような場合も考えられるでしょう。

そうすると最初の5年間の意識で6年目の支払い続けるとどこかおかしいと感じるかもしれません。

やはり支払い金額が減少すれば安心はできますが、支払い金額が今までより増えるとしたら、どこか大きな負担になることが考えられます。

特に現代は、不景気の世の中ですので昔のようにエスカレーター式に収入が上がっていくわけではありません。

住宅ローンを組む時に、少し無理をしてボーナスの支払いを選択する人がいます。

これは自営業者には無理ですがボーナスをもらっている会社員ならば十分可能なことです。

ボーナスで支払えば、今まで希望していた金額よりも高い住宅を購入することができ、満足度は高いものになるにちがいありません。

ところが、住宅ローンをボーナスで組むと途中でボーナスがカットされる可能性が出てきます。

この時にしっかりとした対応策を考えているならば問題ありません。

例えば十分な貯金がありボーナスがカットされたとしても、依然として払い続けるだけの資力があるならそれでもよいでしょう。

ですが、完全にボーナス頼みにしてしまった場合には、ボーナスがカットされた瞬間目の前が真っ暗になるにちがいありません。

当然ながら、その分を補てんするだけのお金がなくなり、最終的には資金がショートしてしまい滞納することになりかねません。

そもそもボーナスとは、会社の景気が良い時に出るものですので、当然ながら会社の景気が悪くなればれない可能性の方が高くなります。

給料をカットするよりもまずはボーナスの額を少なくしていくのが会社のやり方ですので、将来的なことも考えながら計画を立てていく必要があります。

住宅ローンを組む場合、一番安全なのは無理をせずに支払えるだけの計画を立てることです。

例えば、毎月8万円ぐらいまでならば余裕で支払えると感じた場合でも、毎月6万円の支払いにしておくことで多少何かが起こったとしても問題なく支払うことができます。

逆に、ぎりぎり支払える額に設定してしまうと、全く遊びの部分がなくなってしまい少しのことで資金がショートしてしまうことが考えられます。

これがもし1年程度の支払いならば多少無理をしても問題がありませんが、20年以上かけて支払うことが想定されていますので、かなり余裕を持つことが大事です。

住宅ローンの支払いは、単に住宅ローンだけで終わるわけではなくそれに付随するものも頭に入れておく必要があります。

そこで、どのようなものが住宅ローンと一緒に支払うお金になるかを知っておきましょう。

住宅を新しく手に入れた場合には、毎年固定資産税と都市計画税があることも頭に入れておかなければなりません。

普通に生活している場合、税金の中で一番支払いが大きいのは、両親が亡くなった場合などの相続税とされていますがその次ぐらいに大きいのが固定資産税になります。

固定資産税は、土地と建物の価値によって大きく異なるだけでなくその地方公共団体によって定められる金額が違いますので一概にどれぐらいになるかは説明できません。

ただ、おおむね一戸建て住宅の場合であれば8万円から14万円の間ぐらいになります。

また都市計画税を入れるともう少し上乗せされると考えてよいでしょう。

このように考えると、毎月5月の請求の時点でそれだけの金を用意しておかなければならないため、春の季節は大きな負担になるわけです。

もちろん4回に分けて支払うこともできますが、可能であればこのようなお金は早めに支払っておいた方が安心できます。

住宅ローンは固定資産税や都市計画税の支払いも考えなければなりませんが、それ以外にも団体信用生命保険に加入している場合にはお金を払う必要があります。

普通住宅を手に入れる時には、生命保険に加入することが強制されますので、その支払いも考えなければなりません。

団体信用生命保険は、おおむね1年間で5万円程度になりますが、決して見過ごすことができない金額です。