リガイドはSBIグループが運営する一括査定サイトです。
サイトとしては長い歴史があるため多くの口コミ・評判を見ることができ、高い評価を得ています。
老舗となるには理由があるはずです。
どんなメリット・デメリットがあるのか検証していきます。
使いやすい入力フォームや厳選された登録業者がリガイドを支えているのです。
リガイドの強みや弱みを他の一括査定サイトと比較しながら解説していきます。
サービス開始時期 | 2006年 |
---|---|
対象エリア | 全国 |
提携会社数 | 600社 |
同時依頼数 | 10社 |
運営会社 | みずほ不動産販売 大成有楽不動産販売 スターツピタットハウス 京王不動産 住友林業ホームサービス等 |
リガイドはSBIグループが運営する一括査定サイトです。
かつては「SBI不動産一括査定」という名称で運営されていました。
SBIは金融商品や関連するサービス・情報の提供を行い、関連企業には証券会社、銀行などの金融関係の会社が名前を連ねています。
SBIは東証マザーズにも上場している上場企業です。
母体が上場企業なのでその運営には安心感があります。
リガイドはSBI不動産一括査定時代も含めると設立13年目を迎える、一括査定サイトでは古参のサイトになります。
2006年から変わらずサービスを続けているのです。
移ろいの激しいネット社会においては長命なサイトのひとつです。
これだけの期間利用されているのですから不動産業者、利用者双方に大きなメリットがあるはずです。
リガイドの特徴は収益物件にも強いことです。
戸建住宅やマンションの一室などの居住用物件は多くの一括査定サイトで取り扱っています。
ただ、収益物件になると独自の査定方法や販売方法、販売のノウハウ等が必要です。
このため収益物件を取り扱っている一括査定サイトは多くありません。
リガイドは金融系企業を多く持つSBIグループがバックにあるため、これらの企業との親和性が高くなります。
リガイドは収益物件にも強い異色の一括査定サイトなのです。
✔︎上場企業であるSBIのグループ企業が運営する一括査定サイト
✔︎2006年設立で一括査定サイトの中では古参のサイト
✔︎居住用物件だけでなく収益物件にも強い異色の一括査定サイト
良い口コミ・評判には以下のようなものがあります。
一度に10社の見積もりができるので、一括査定と言う意味では最も優れている
必要事項の入力は簡単で、パソコンに詳しくなくても大丈夫
リガイドが独自の基準を持って提携審査しているので、不動産会社がどこも親切で丁寧
ネガティブな口コミ・評判は以下のようなものがありました。
見積もりできる会社が多すぎて、電話・メール対応が大変
検討できる不動産会社が多いので、しっかりとした判断基準を持っていないと会社選びに失敗する可能性もある
査定金額が高い業者にお任せしたら売却に1年以上もかかった
リガイドは同時に10社への査定依頼が可能となっています。
これは多くの一括査定サイトの中でもトップクラスです。
一括査定サイトを使わなければ1社ずつの査定依頼になります。
したがって実に作業量は1社ずつ依頼するのに比べて10分の1です。
口コミでも10社同時依頼は高く評価されていました。
東京都内や地方でも人気の場所であれば、10社同時に依頼をして一気に査定書を集めることも十分に可能です。
リガイドは物件情報の入力欄を工夫しており、パソコンに慣れていない人でも簡単に入力ができるようになっています。
物件所在地や面積などの重要事項は省略することはできませんが、氏名や電話番号などはFacebookやYahoo!サービスにログインすることで、簡単に入力することも可能なのです。
サイトによると物件情報の入力は約1分でできます。
物件の資料を全部用意して入力を始めれば短い時間で登録が可能です。
10社に査定依頼できるということは当然ながら10社から査定書が届くことになります。
査定をした不動産業者の目的は仕事をとるためです。
査定後は電話やメールでの連絡が来ることもあります。
一度に10社からの連絡は相当な時間を取られるものです。
口コミでも多くの会社から連絡があって閉口した、といったものが多く見受けられました。
あまりに多くの業者に依頼するのも慎重にしたほうが良いでしょう。
多くの意見を聴きたいのであれば、10社に依頼すべきです。
価格水準の把握程度であれば数社への依頼にとどめておいたほうが良いでしょう。
高い査定金額を出した業者に売買を依頼したいのが人情です。
ただ、業者側も売主の考え方はよく承知しています。
高い査定金額を出しておいて仕事の依頼を受けた後は放置してしまったり、売買価格を下げさせたりして、売主の想定とは異なった金額で売買されることもあるということです。
こうした事態を避けるには、利用者側で防ぐのが賢明です。
複数の査定結果で他の査定とあまりにかけ離れた金額の業者は、とても売れない金額を出していると考えたほうが良いでしょう。
査定金額は売買金額とイコールではありません。
査定金額は好条件がそろった場合、その金額で売れる場合もある、程度の認識としましょう。
✔︎10社への同時査定依頼は一括査定サイトの中でも最大級の依頼数
✔︎FacebookやYahoo!サービスを活用して省力化された入力画面
✔︎査定額では売れないとの声もあるもののリガイドに限らない
リガイドはその前身も含め、2006年から13年近く運営されています。
ネット上のサイト、特に一括査定サイトではかなりの長寿命です。
それだけ不動産業者、利用者にとって便利なサイトの証拠と言えます。
長く運営されることによって、利用者のニーズや不動産業者の要望をくみ取って変化を続けているのです。
リガイドに登録している業者は約600社です。
この数はここ数年ではあまり変化がありません。
これは不動産業者に人気がないから増えないのではありません。
リガイドの業者登録基準は一括査定サイトの中では特に厳しく、その基準をクリアして登録業者になれる不動産業者が限られているからです。
リガイドの登録業者は一定の基準を満たした不動産業者と考えて良いでしょう。
登録業者が厳選されているため、悪質な業者やハズレの業者にあたる確率は低くなっています。
一括査定サイトで賃料査定やリフォーム査定を行っているのは珍しいことです。
賃料は賃貸専門の不動産業者があるくらいで専門性の高い領域になります。
リフォーム査定も実際にリフォーム工事を行ったり、監督したりしないとできないものです。
こうした賃料査定やリフォーム査定は他の一括査定サイトと差別化を図るための強みになります。
査定を行える業者が価格査定と比べて少ないことがネックですが、今後増加していくことに期待しましょう。
一括査定サイトでは1000社以上の登録業者を擁するサイトも少なくありません。
中には1800社近い業者が登録しているサイトもあります。
これらのサイトに対してリガイドの登録業者は約600社。
単純な登録業者数では他のサイトの後塵を拝しているのです。
他の一括査定サイトとの比較表でもどうしても見劣りしてしまいます。
登録業者が少ないのは登録基準を厳しくして登録業者を厳選しているためです。
それによってサービスの水準を維持しようとしています。
登録業者は量よりも質、ということをもっとアピールすることが望まれます。
リガイドは対応エリアを全国としています。
主要な登録業者を見ても全国に営業拠点を持つ大規模な不動産業者から、特定の地方に地盤を持つ地元業者まで多種多様です。
しかしながら全国津々浦々まで査定できるわけではありません。
郊外や地方では対応できないエリアもあるものです。
せっかく物件情報を入力してもそのエリアは査定できないとのメッセージがでることもあります。
これはリガイドに限らず、他の一括査定サイトでも同様です。
不動産業者には得意エリアがあり、それ以外のエリアは責任ある査定ができない場合もあります。
査定エリアの拡大が期待されるところです。
査定を依頼すると、その後不動産業者から連絡が入ることがあります。
複数の業者から頻繁に連絡があると煩わしく感じるもの。
複数の業者に査定を依頼しても早い段階で少数の業者に絞り込み、その他の業者は謝絶するのが賢明です。
業者側も脈のない顧客に時間を割くよりも新たな顧客開拓にとりかかります。
せっかく査定してもらったのに、と対応しているとそれだけで負担となってしまうものです。
査定を依頼する段階から断る段階を考えておきましょう。
✔︎2006年から運営しており、不動産一括査定の中でも歴史がある
✔︎収益物件、賃料、リフォーム費用の査定など他にはないサービスも
✔︎登録基準は厳しいが600社以上あるため業者によって質のばらつきも
サイト名 | 対応地域 | 提携社数 | 同時依頼数 |
---|---|---|---|
リガイド | 全国 | 600社 | 10社 |
イエイ | 全国 | 1,000社 | 6社 |
すまいValue | 全国 | 6社 | 6社 |
リアリエ | 三大都市圏 | 1社 | 1社 |
おうちクラベル | 三大都市圏 札幌市、福岡市 |
9社 | 9社 |
イエウール | 全国 | 1,400社 | 6社 |
リガイドは最大で10社に同時査定依頼ができます。
これは他の一括査定サイトの多くが6社程度あることを考えると多い数字です。
リガイドではそれだけ多くの意見を聴くことができます。
リガイドの登録業者には全国展開している大手不動産業者から地元密着型の不動産屋さんまで様々な業者がいるのです。
例えば査定依頼する10社のうち5社を大手企業に、残りの5社を地元業者にすると、より多様な査定意見を集めることができます。
10社同時査定をぜひ活用してください。
リガイドは一括査定サイトでは珍しく、収益不動産の査定も可能です。
収益不動産は利回りの査定、必要諸経費の査定、賃料の動向など通常の居住用不動産とは異なる視点が必要になります。
収益不動産を専門に扱っている業者もいるくらいなので一般の不動産とは目線が異なるものです。
相続などで思いがけず収益物件を手に入れたけれど扱いに困っている場合や、収益物件の入れ替えを検討している場合は収益不動産の査定を依頼するのも一案でしょう。
多くの不動産業者に査定を依頼できるため、その分多くの業者から勧誘の連絡やDMが届くことになります。
必要以上に査定依頼を出すのは控えるべきです。
多くの不動産業者は仕事をとるために査定をし、勧誘の連絡をしてきます。
煩わしい連絡やDMはなるべく減らすべきです。
早い段階で売買を依頼する業者を選び、それ以外の業者は断るようにしましょう。
断りづらい面もありますが、不動産業者は断られることに慣れているものです。
早めに断りを入れるほうがお互いのためになります。
✔︎多数の業者による同時査定が可能で全国的に対応もできる
✔︎収益物件や賃料の査定など他のサイトにはない査定が可能
✔︎登録業者が多く業者選定に困ることもあり利用者にも知識が必要
一括査定サイトでも最大級の10社同時査定ができるのがリガイドの魅力のひとつです。
多くの不動産業者の中から依頼する業者を選びたい人にはリガイドは最適なサイトになります。
6社査定のサイトに比べると1.5倍以上の業者から査定をとることが可能です。
あまり手を広げすぎると負担も大きくなるので、引き際や取引を断るタイミングさえ間違わなければ多様な意見を聴くことができます。
これらの中から業者を選べば、自分にあった業者を見つけることも可能です。
収益物件の査定ができるのもリガイドの特徴のひとつです。
実際に稼働している収益物件だけでなく、マンションのように賃貸に出すこともできる物件も対象になります。
マンションの場合、条件の良い立地であれば売却に出すよりも賃貸にしたり、賃貸物件として売りに出したりと活用方法が広がるのです。
売却時に賃貸を想定することはプロでないとなかなかできない発想になります。
もし賃貸物件や賃貸物件になりそうな物件があればリガイドを通じて相談してみましょう。
リガイドは一括査定サイトの中では老舗だけあって入力フォームの簡単さには定評があります。
不動産を所有している人はすべての人がITやパソコンに詳しいわけではありません。
年配の人のほうが不動産を所有している場合も多く、ネットを十分に活用できない場合もあります。
使いやすい入力フォームがあれば、こうしたネットやITが苦手な人でも試してみようとします。
パソコンやネットは苦手、という人やデータ入力を簡単に済ませたい人は一度リガイドを試してみましょう。
賃料査定やリフォーム査定ができる一括査定サイトは多くありません。
査定をするにはそれぞれ専門的な知識が必要です。
これらの査定が全国どこでもできれば良いのですが、リガイドでも対応できる地域は限られています。
幸運にも査定ができる地域に物件があれば試してみましょう。
物件を賃貸してみたい人には賃料査定は貴重な情報です。
また、中古物件を購入する人の6割は購入前後に何らかのリフォームをするデータもあります。
他の物件と差別化する意味でも賃料査定やリフォーム査定はもっと活用されるべきサービスです。
✔︎多くの不動産業者の意見を聴き依頼する業者を選びたい人
✔︎データ入力をなるべく簡単に済ませて楽に物件情報を入力したい人
✔︎賃料査定やリフォーム査定を一括して査定依頼をしたい人
リガイドは口コミ・評判でもおおむね高評価の多い一括査定サイトでした。
さすがに老舗のサイトなのでユーザーインターフェースや登録業者の登録基準などは長年の蓄積が感じられます。
そんなリガイドでもメリット・デメリットがあるのも事実です。
例えば、登録業者の数などは厳選されているという意味ではメリットになります。
一方で数が少ないことはデメリットともあると言えます。
また、10社同時査定も多くの意見を聴ける反面、業者の対応に追われ負担が増大することはリスクです。
賃料査定やリフォーム査定をはじめ、リガイドは他の一括査定サイトにはない多くの特色があります。
リガイドを活用するために、他の一括査定サイトとよく比較したうえで利用するようにしましょう。
提携数 | 600社以上 |
---|---|
同時依頼件数 | 10社 |
対象エリア | 全国 |
利用者数 | 累計査定数20万件以上 |
✔マンション・一戸建てや収益物件の査定に強い
✔︎東証マザーズにも上場している上場企業が運営しているので安心
✔多くの不動産会社に査定してもらいたい方向け【最大10社】