更新日 2021.9.28

注文住宅契約までの流れや期間を10ステップで紹介|徹底解説

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-Smile編集部-
Smileでは、不動産をテーマに不動産売買や不動産投資について情報発信をしています。

注文住宅を作るのであれば、しっかりと流れを確認しなければなりません。

注文住宅を作るだけの期間も把握して、最終的にかかる時間などを理解してから注文住宅を建てる契約をしましょう。

しっかりと流れを把握して、建設期間を理解しておけばトラブルなどに巻き込まれる可能性はなくなります。

また、安心して注文住宅を建てられる可能性も高くなるため、流れや期間はしっかりと理解したほうがいいでしょう。

ここでは注文住宅を建てる際の流れについて説明するほか、どれくらいの期間で注文住宅が作られるのかも紹介します。

注文住宅の流れとその期間

注文住宅を作るためには流れを理解しなければなりません。

流れを理解しないまま契約すると、知らない手順に入った際に混乱し、間違った認識で注文住宅を作ってしまう場合があります。

また、注文住宅を建てるまでにかかる時間が予想以上に長くなり、希望しているタイミングまでに注文住宅を建てられない場合もあります。

流れを理解する際には、注文住宅を作るまでに必要なステップを全て知っておくことが大事でしょう。

どのタイミングでどの行動を取ればいいのか、しっかりと把握しておけば問題はありません。

また、必要な期間などを知っておけば、余裕を持って注文住宅を建てる余裕も確保できるでしょう。

ここからは注文住宅を建てる流れについて、10個のステップで紹介します。

まずはイメージを作るところから始めましょう。

イメージを持たないまま注文住宅を建てようとする場合、土地の購入から躓いてしまいます。

失敗しないためには、どのような場所にどのような注文住宅を建てたいのか、イメージを確定させてしまいましょう。

イメージを作っておけば、自分が想定しているイメージに合わせて土地を購入したり、注文住宅の間取りを作ってしまえばいいのです。

希望しているイメージの通りに住宅を建てれば、希望している生活が簡単に実現するでしょう。

そのためにもイメージをしっかり作り上げて、安心して注文住宅を建てられるようにしましょう。

また、注文住宅の際に妥協してもいい要素なども考えておきましょう。

注文住宅の際に妥協するところは妥協し、妥協できない部分は妥協しないで実現するように心がけておけば、注文住宅のトラブルは起こりづらくなります。

絶対に譲れない条件などをしっかりと思い浮かべてから次のステップに入るようにしましょう。

なお、このタイミングで住環境について考えておくといいでしょう。

周辺地域や通学までにかかる時間の把握、更にはスーパーなどの買い物をしやすい場所なのかもしっかり考えてください。

住環境について考えて、理想的な場所に注文住宅を建てられるように考えていくのです。

POINT

✔住宅を建てる際のイメージをしっかり作ろう

✔土地や周辺の環境をしっかりイメージしておこう

✔妥協する要素と妥協してはいけない要素を考えておこう

次に重要となるのがお金の計画です。

注文住宅にどれくらいのお金を使ってもいいのか、しっかりと確認し、イメージを作らなければなりません。

自分の貯金がどれくらい残されていて、どこまで注文住宅に使ってもいいのか、しっかりと確認しておきましょう。

自己資金をどれだけ投入できるかがかなり重要なポイントだと考えてください。

お金の計画をしっかり作っておかないと、本当に必要な資金を計算しないまま注文住宅を建てようとするため、予算オーバーなどが起こりやすくなります。

予算オーバーを作らないためにも、現時点で希望している注文住宅の価格はどれくらいなのか、予算として出せる金額はどれくらいなのかしっかりと考えておきましょう。

資金面での計画がしっかり立てられていれば、安心して注文住宅を作れるようになります。

同時に予算をある程度固定できるため、予算オーバーという問題が起こりづらくなります。

予算オーバーで問題が起こらない要するには、事前に計画を立てて金銭面の状況を理解したほうがいいのです。

なお、このSTEP2までを大体2ヶ月程度の期間で考えるといいでしょう。

POINT

✔予算をしっかりと考えて注文住宅の規模を決めよう

✔予算オーバーが起こらないように注文住宅を考えよう

✔自己資金をどれだけ投じられるか貯金などを見て確認しよう

お金の計画までが完了し、注文住宅を作る計画等がある程度まとまってきた段階で土地を探します。

ここで重要なのは現時点で販売されている土地がどれくらいの単価で販売されているのかという部分です。

土地の価格は注文住宅に大きく反映されていくので、かなり高い土地を購入すると予算オーバーに繋がってしまいます。

まずは現時点で空いている土地がどこにあるのか不動産業者を通じて紹介してもらいましょう。

不動産業者が扱っている土地を確認し、自分が理想的だと思っている土地を中心に実際に見学するといいでしょう。

そして最終的にいいと思った土地を購入するようにしてください。

見学する必要がないと思った土地は、最初から購入する対象から外してしまうといいでしょう。

ここで土地を考える際、以下のポイントを押さえるようにしましょう。

  • 周辺環境が生活しやすいか見ておく

  • 土地の販売価格が他よりも安いのか確認する

  • 自分が求めている条件に合致しているか確認する

  • 土地に条件が付けられているか確認する

以上のポイントをしっかり押さえておきましょう。

特に気を付けたいのが土地の条件です。

既に古い家が建てられている場合は解体費用が必要となりますし、建設条件付きとして指定された土地は、指定された建設業者が施工を担当する形となります。

自分が希望している条件に合致してない場合は、条件が付けられている土地を避けたほうがいいでしょう。

POINT

✔土地の情報を不動産業者などを通じて得ておこう

✔気に入った土地は実際に見学して様子を見ておこう

✔土地の条件はしっかり確認し、トラブルが起こらないようにしよう

購入する土地をある程度決めた後は、注文住宅を施工する会社を探してください。

施工する会社によって必要な資金も変わっていきますし、対応もかなり変わってきます。

ここで気を付けたいのが3つの施工会社です。

  • ハウスメーカー

  • 工務店

  • 設計事務所

基本的には以上の3つが施工会社として考えられます。

ハウスメーカーは大手の会社が多いため、安定した基本設計が期待できるほか、品質もかなり高くなります。

その反面、費用面ではかなり大きな出費となりますので、本当に多くの金額を出せるのかしっかりと考えておきましょう。

工務店はハウスメーカーよりも安く抑えられる会社で、地域密着型の会社が多くなっています。

細かい要望も気軽に出せるほか、地域の土壌などを考慮した住宅などを考えてくれます。

ただ、ハウスメーカーのような高機能な住宅は作れない場合があります。

設計事務所は個性的な住宅を建てる際に利用する会社です。

独創的な住宅を作り上げられるほか、様々な視点で高い機能を住宅に加えてくれます。

ただ、予算面で一番高くなる可能性があるため、あまり多くの予算が得られないなら避けたほうがいいかもしれません。

3つの違いをしっかりと理解したうえで注文住宅を施工してもらう会社を決めるといいでしょう。

POINT

✔住宅の施工業者は3つに分けられている

✔自分が希望している注文住宅に合わせて契約しよう

✔予算なども考えて、なるべく適切な業者と契約するように心がけよう

施工会社が決まったところで、次に必要な作業に入ります。

それは敷地調査と地盤調査です。

敷地調査は、その土地にどのような住宅が建てられるのかを調べる調査です。

この調査によって、住宅の大きさなどを把握できるほか、電気や水道などの条件が付けられているか確認します。

敷地調査は絶対に必要なものですので、必ず業者に頼んで進めてもらいましょう。

そして提示された調査内容に従って注文住宅の計画を修正するといいでしょう。

また、地盤調査というのは地盤がしっかりしているか確認するものです。

中には地盤改良工事が必要となり、追加の工事費用が発生する場合があります。

追加の工事を避けたいのであれば、地盤改良が必要な土地は避け、そのままの地盤で工事ができる土地に住宅を建てるといいでしょう。

このSTEP5までにかかる時間は短くても3ヶ月、長い場合は半年程度かかります。

POINT

✔敷地調査と地盤調査は重要なポイント

✔調査結果はしっかりと受け止め、その後の対応を協議しよう

✔地盤改良が必要な場合は必要な資金が増えるので注意しよう

あらゆる条件を確認し、この土地を購入してもいいと思った時点で土地を購入します。

土地を購入する際は基本的に契約が必要となりますので、不動産業者と契約して土地の購入手続きを進めていきましょう。

土地の購入時には色々な条件が存在しないか、そして色々な注意事項がないか説明を受けてください。

この説明を担当するのが宅地建物取引主任者です。

この担当者から説明を受けた内容を考慮し、問題がなければ土地の購入を実際に決めましょう。

契約時には手付金が必要となります。

手付金は一般的に10%程度の金額が必要となりますので、土地の購入価格から10%のお金は事前に準備してください。

土地の購入費用を支払えないと契約できませんので、絶対に土地を購入する際は手付金を準備してください。

なお、残りの90%程度に当たる金額は、注文住宅を建てる際に支払う場合もあれば、土地の引き渡しが実現する段階で支払う場合があります。

色々なタイミングで支払いが発生しますので、土地の代金をすべて支払うタイミングはしっかりと確認してください。

タイミングを間違えるとお金がない状態で土地の代金を払うように求められてしまいます。

POINT

✔しっかりと説明を受けてから契約しよう

✔土地の手付金をしっかりと支払って購入しよう

✔残りの代金をどのタイミングで支払うか確認しておこう

実際に注文住宅を施工している会社と相談し、注文住宅の計画を立てていきます。

自分が望んでいる条件は全て取り入れてもらうようにお願いし、必要とされる機能も取り入れてもらうように話してください。

特にどのような暮らしを望んでいるのかをしっかり説明し、その暮らしに必要な機能が取り入れられるようにお願いしましょう。

ここで重要となるのが生活の質を高めるための機能です。

夏場に涼しくなるような住宅を希望したり、冬場に温かい住宅を希望するなど、どのような機能を望んでいるのかしっかりと伝えてください。

希望している機能がしっかりと取り入れられれば、注文住宅を建てた時の後悔がなくなります。

希望する機能はすべて伝えるといいでしょう。

また、間取りなどをしっかりと確認しながら、不便な部分がないか確認しておきましょう。

不便な部分が残されていると生活に支障をきたし、注文住宅を建ててから後悔してしまいます。

何か不安に思われるポイントがないのか1つ1つ確認し、不満が残る部分は修正してもらいながらいい住宅の計画を立てておきましょう。

POINT

✔理想的な注文住宅のために重要なポイントとなる

✔自分が希望している生活や機能を取り入れてもらうようにしよう

✔不便な部分を解消しつつ、不満を最小限に抑えよう

建築したい注文住宅の計画が決まったら、建築請負契約をしましょう。

ここでは4つの書類が提示されます。

  • 工事請負契約書

  • 工事請負契約締結書

  • 見積書

  • 設計図

以上の4つが提示されます。

書類の種類はそこまで多くないように思われますが、実は書類の内容はかなり細かく記載されており、全ての内容を把握するのは困難です。

特に書類の枚数が多くなっている工事請負契約書など、確認してもわからない部分が多数出てくる場合もあります。

このわからない部分は事前に確認を取り、問題が起こらないようにしておきましょう。

事前に写しなどをもらっておけば、しっかりと確認して不安に思われる部分を相談できます。

しっかりと相談するところは相談し、事前に確認したいところは確認できるようにお願いしておきましょう。

書類の確認と契約が終われば、次のステップに入ります。

POINT

✔書類は4つ準備されているので確認しておこう

✔書類の内容でわからない部分は事前に聞いておこう

✔書類の枚数はかなり多いため、全ての内容を把握するのは困難

契約が完了すると、ようやく注文住宅の着工となります。

着工の際には色々な行事も進められますが、その前に必要な確認が建築確認です。

本当に建築を進めてもいいのか、建築主が行政側や民間の会社に確認を取ってもらいます。

なお、建築主というのは施工会社となります。

ここで建築状況などの確認をしっかりと確認し、本当に施工を進めてもいいのか判断されます。

問題なしと判断されれば建築確認済証が発行され、実際に注文住宅の着工が可能となります。

この建築確認済証が発行されない限り、施工は絶対にできません。

確実に施工するのであれば施工業者は確認を取り、問題なく着工できる状況を作らなければならないのです。

この確認に時間がかかってしまうと、着工までに必要な時間が延びてしまいます。

なるべく早く施工会社に確認を取ってもらうようにお願いしてもいいですが、タイミングは基本的に施工会社が決めます。

従って確認に時間がかかってしまう場合もあると考えてください。

POINT

✔許可が下りないと施工できないので注意しよう

✔許可が下りれば着工に必要な行事なども進められる

✔場合によっては着工に時間がかかってしまうので注意

最後に必要となるステップが注文住宅の費用を確保する点です。

お金を確保しなければ、注文住宅が完成した際に引き渡しができません。

ここで住宅を引き渡してもらうためのお金を確保しなければなりませんが、すぐに用意できるわけではありません。

理由は多くのお金が必要だからです。

購入価格が大きな注文住宅では、足りない分は住宅ローンと契約して用意しなければなりません。

住宅ローンは銀行が扱っているほか、信用金庫なども提供している場合があります。

色々な住宅ローンを確認し、安心して契約できるローンを1つ決めておきましょう。

ここで気を付けたいのが変動金利と固定金利の違いです。

変動金利は基本的に低金利に設定されていますが、景気の動向によって一気に金利が跳ね上がる可能性があります。

一方で固定金利の場合は金利が高くなる傾向もありますが、景気の状態がが変わっても同じ金利で返済し続けられます。

この金利という部分を確認してから契約するといいでしょう。

住宅ローンの契約が終われば、後は施工が完了して注文住宅の完成を待つだけです。

最後に引き渡しの際にお金を支払い、注文住宅を受け取りましょう。

その後は引っ越し等の作業を済ませ、最終的に注文住宅に入居するのです。

POINT

✔住宅ローンと引き渡しまでに契約しなければならない

✔変動金利と固定金利があるので慎重に考えておこう

✔住宅ローンと契約し、施工が終わった段階で費用を払えば住宅を受け取れる

まとめ

ここまで注文住宅の流れについて説明しました。

色々な流れが用意されていますが、基本的には計画からスタートし、最終的に望んでいる住宅に仕上げていくように相談しながら色々な決定をしていく形となります。

当然ですが不動産業者と話をする機会もかなり多くなりますので、色々な話の中で要望やわからない部分の相談など、聞かなければならない話はしっかりとしておきましょう。

様々な契約が終われば、最終的に望んでいた注文住宅が完成します。

かなり長い期間が注文住宅では必要となる場合もありますが、しっかりした計画を立てていれば望んでいた注文住宅が手に入ります。

契約などにかかる期間などもしっかりと把握して、確実に流れの通りに注文住宅を建てられるようにしましょう。