注文住宅のメリットとして、「自分の設計した家に住める」などがあげられますが、実はここに落とし穴がいくつも存在しているんです!
自分で決めることができるからこそ、余分なものが増える傾向にあります。
例えば無駄な部屋の広さや、部屋の数、昨日の詰め込みすぎなど、逆に住みにくくする一方で費用だけがかさむことが多々あります。
しっかり注意して注文住宅を建てましょう。
注文住宅を建てる一番のメリットは、自由に間取りを決められることではないでしょうか。
しかし、この魅力的なメリットはデメリットになることもあります。
建売住宅であれば既に完成している家を見てから購入を決めるため、間取りを実際に見て買うことができます。
それに対して、注文住宅の場合、図面や3Dでイメージを見ることはできても完成品を見る前に契約することが特徴です。
そのため、機能を詰め込み過ぎて使いにくかったり、使わなかったりすることを注文住宅の失敗談として聞きます。
せっかく建てるのであれば、きちんと活用できるものをつけたいものです。
詰め込み過ぎた失敗にはどのようなものがあるのでしょうか。
食器洗い乾燥機や浄水器、などあったら良いなと思うものはあります。
後からつけることが難しいこともあるため、設計時点で悩むものです。
とりあえず設置してしまえば、あとで付けられなくて残念な思いをすることはありません。
しかし、それだけ費用がかかるので「なくて良かった」と思ってしまうのも避けたいものです。
浄水器はペットボトルの水を購入して飲んでいるご家庭であれば、節約にもなりますが水道水に抵抗がない方や水を飲む習慣がない方の場合、結局使っていないというケースがあります。
また、食器洗い乾燥機は節水になりますが、洗うものが少ない場合、もったいなくて使う機会が少ないということもあるので注意が必要です。
リビングの機能では電気の調光や床暖房、ホームシアターなどが人気です。
調光があればムーディな空間を演出することができますが、お子さんがいるご家庭の場合、空間演出をすることなく、いつも同じ明るさで過ごしているということもあります。
また、床暖房は地域によっては暖房で十分で使っていないご家庭もありますし、ホームシアターは普通のテレビで十分だったという声があります。
浴室暖房乾燥機や浴室テレビ、ミストサウナなども浴室で便利と紹介されることが多いものです。
浴室暖房乾燥機は室内と浴室の温度差による病気を防ぐこともできますが、洗濯の乾燥機として使うことを期待してつけた場合、夏は使わなくても乾いてしまうことや、電気代が気になって使えなかったということがあり、活用できない場合があります。
浴室テレビは家族が多いご家庭の場合、テレビを見られるほど入浴時間が取れることは少ないものです。
ミストサウナもサウナを楽しむほど時間をとれず、使っていないという方もいます。
収納は多いと便利なものです。
しかし、大きければ良いというものではないことが多いです。
収納するものによりますが、奥行きが深すぎる収納は不便とされています。
手前までしまってしまうと、奥の物が取り出しにくくなり結局手前しか使わないということがあるからです。
収納に奥行きが必要な場合は、布団など大きなものを収納する場合です。
それ以外の小さなものや、食品類をしまうようなパントリーを設置するのであれば奥行きが浅い方が使い勝手が良いです。
奥行きの深い収納を用意しておけば便利と安易に設置してしまわずに、実際に何をしまうかまで考えた上で設計することをおすすめします。
以上のように、機能を自由に選べる注文住宅であっても、実際に住んでみると使いにくいということや使っていないというものが出てくるものです。
このような失敗がないようにするにはどのようにすれば良いのでしょうか。
まず、設置を検討する場合は、よくご自身のライフスタイルを考えてから設置するようにしましょう。
浴室テレビやホームシアター、ミストサウナなどの設備は「あったらいいな」と思う設備ではあります。
しかし、日常生活の中でそれらを使う時間は取れるものでしょうか。
ライフスタイルを考えた上で、これは導入しても良いと思う設備があったのであれば、ショールームなどに足を運んで実物を見るようにしましょう。
食器洗い乾燥機であれば、サイズを数字で見ただけではイメージが湧かなかったものの、実物を見てみたら大きすぎて使いにくそうと気が付くこともあります。
その場合、サイズを小さくすることを検討するきっかけになったり、設置自体を辞めたりすることができます。
その他のものもショールームなどへ行けば、実物を見たり触ったりすることができるので、その機能を使った生活をイメージしやすくなるものです。
機能を詰め込み過ぎると設置したものの使いにくいことや、使っていないということが出てきてしまうものです。
「費用をかけたのにもったいなかった」という思いをしないためにも、何か設置をする場合にはライフスタイルの振り返りと、実際にその機能がある生活のイメージをしっかりと持つようにしましょう。
✔注文住宅では「ムダ」を生みがち
→自分のライフスタイルに本当に必要なものは何かを考える
✔実際の生活を常に考えながら間取りの設計をしよう!
✔ショールームへ行けば実際の生活のイメージがつきやすい!
注文住宅を建てる時には、建てる前にガスにするのか電気にするのかを決めなくてはなりません。
建てた後にやっぱり変えたいと思って公開をした場合、変更をすることは出来ますが、それだけ余分な費用を支払って工事をするようになります。
最初からこちらにしておいて良かったと思えれば、途中で変更をする必要もありませんので、後悔しないようにしっかり比較をしてメリットデメリットを知っておきましょう。
注文における電気とガスでは、初期投資費用の違いも出てきますし、毎月の料金にも差が出てくる事になります。
できるだけ安くすませたいという人もいれば、お金がかかったとしても、自分が納得する方がいいと思う人もいますので、ニーズにあった方を選んでおく事です。
自分がどの部分を重要視するのかを決めなければなりませんので、ポイントとして考えておきたい部分です。
〇火力が強い!
〇初期費用が安い
〇昼間の費用はガスの方がお得
×匂いが気になる
×掃除が面倒
×供給が面倒
小さな頃から慣れ親しんできたガスには、愛着を持つ人も多いですし、長年使ってきたという人も多いでしょう。
実家でガスを使っていたという人は、ガス以外を使った事がない為に電気にするのを不安に思うかもしれません。
最近では電気にする家庭が増えてきていますが、ガスにはガスの魅力がいろいろあります。
電気とガスを比較した場合、火力に関してはガスの方が強いですので、料理好きの人にとって見ると、火力の強いガスはとても魅力的になります。
チャーハンなどの炒め物を作る時にも、火力が強ければそれだけパラパラのチャーハンを作る事が出来ますので、火力は重要といえるでしょう。
料理好きの人はガスを選ぶ人が多いのは、そういった点からも納得が出来るはずです。
電気を設置するのに比べてガスの方が初期投資費用が安いという面がありますので、初期投資費用をかけたくない人にとっても大きな魅力になります。
IHクッキングヒーターを設置するだけでもたくさんの費用がかかりますので、それだけでも大きな差になるといえるでしょう。
〇基本使用料を一体化できる
〇安全性が高い
〇夜間電力がとても安い!
×初期費用がかさむ
×昼間の電気代が高い
注文住宅をこれから建てるという人は、ハウスメーカーなどからも電気を勧められるケースが増えてきています。
電気にするメリットが多いからこそ勧められるようになりますが、電気にするにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
電気の魅力としては、深夜電力を使用する事によって、電気料金が安くなるという点があります。
深夜電力を使用して洗濯をしたり、朝食作りをしたりする事によって、かなり電気代が抑えられる事になりますので、毎月の支払いが安くなります。
朝早くにすべての家事を済ませてしまうと安くなりますし、昼間に家にいない家庭の場合は電気を使用する事がありませんので、安い時間帯だけで使用する事も出来るでしょう。
注文住宅の広いキッチンでは、親子で一緒に調理をする事もありますので、子供の教育にもつながります。
自分で作ったものを食べるというのは、子供の好き嫌いをなくすきっかけにもなりますし、食べ物の大切さをする事も出来るはずです。
子供と一緒に調理をすると、やけどの心配が出てきますが、IHクッキングヒーターの場合は、ガスに比べてもやけどの心配が少なくなりますので、子供にも安心出来ます。
子供と一緒に安全に調理をしたいのであれば、注文住宅では電気を使用した方がいいでしょう。
注文住宅で電気を導入してIHクッキングヒーターにすると、掃除が楽ですので綺麗な状態を保つ事が出来ます。
掃除が面倒であれば、ついついさぼりがちになってしまいますので汚れが溜まっていきますが、楽に掃除が出来れば毎日きちんと掃除をするようになります。
基本的には拭き掃除だけで綺麗になりますので、汚れを貯めなければ綺麗な状態を簡単に維持していく事が出来るでしょう。
掃除が億劫な人にとってみると、年末の大掃除の必要もないほどの綺麗さを維持できるのはありがたいはずです。
ガスによって家の中で火を使う事になれば、熱を発することになりますのでキッチンの中が暑くなりやすいですが、電気の場合はその暑さを軽減することが出来ます。
もちろん電気だとしても暑さは感じるようになりますが、ガスのように火を使うわけではありませんの、暑さは和らぎますので、夏の時期には差が出るのを感じやすいでしょう。
それぞれのメリットやデメリットがわかれば、どちらが自分に合っているのか比較がしやすくなります。
合う方で選んでおけば使い勝手が良くなり、使用の度にストレスを感じる必要もありませんので、どちらが自分の考えに合っているかで決めるようにしたほうがいいでしょう。
✔オール電化とガス選びは自分に合った方を選ぶことがベスト!
注文住宅で人気の高い吹き抜けですが、その魅力は何といっても解放感が感じられることです。
吹き抜けはリビングに取り入れられることが多いですが、天井を高くすることで解放感が生まれ広々とした空間が生み出されます。
都心部などは地価が高いエリアに家を建てる場合には、予算に合わせて家自体がコンパクトになりがちです。
そのためリビングに、広いスペースを確保することが難しい場合も多くあります。
それが天井を高くすることで圧迫感が軽減され、部屋全体が広く感じられるようになります。
狭い家でも広く感じられるのが吹き抜けのメリットです。
また、柱や梁が見えるようにデザインしたり、お洒落な階段などを設置するなど、デザイン性も重視した家づくりができます。
注文住宅を建てる際には色々なこだわりポイントがあると思いますが、その中でもリビングは家族が集う非常に重要な場所です。
吹き抜け空間をつくることで、2階の窓から光を取り入れることができるます。
それにより採光性が良くなり、光が差し込む明るいリビングにできるというメリットがあります。
住宅が密集していて隣の家と壁が近い家などは、昼間でも陽が当たらなくて暗くなってしまいます。
採光性を良くすることで、そういった日当たりの問題も解消することができます。
吹き抜けは1階と2階がつながっているので、1階のリビングにいても2階にいる家族の気配をある程度感じることができます。
そのためお子さんがいるご家庭に人気があり、親が子供を見守るのにも最適です。
リビングとキッチンが一体化していれば、料理をしながら2階にいる子供の様子を確認することもできます。
キッチンからそのまま声をかけることもでき、家族がコミュニケーションを取りやすいというメリットがあります。
子供の方にも家族に見守られているという安心感が生まれます。
吹き抜けは1階と2階がはっきり区切られていないので、冷暖房を使用する際には家全体を暖めたり冷たくしたりする必要があります。
部屋が区切られていれば使う場所だけ冷暖房を使用すれば十分ですが、吹き抜けがある場合にはそういうわけにはいきません。
リビングに1人しかいない場合でも、2階部分まで冷暖房を使うことになるので無駄が生じてしまいます。
その結果、冷暖房費は高くなります。
また、暖かい空気は自然に上へと上がって行くので、夏になると2階は暑くて困ってしまうということもあります。
逆に冬になると暖かい空気は上に逃げてしまって、暖房をつけても1階は冷えたままということになってしまいます。
快適な環境で生活するためには、空気を循環させるシステムを取り入れたり、高性能のエアコンを設置したり、家全体の断熱性を高めるといった対策が必要になります。
注文住宅で吹き抜けの空間をつくる場合には、事前に家全体のことを考えた冷暖房計画を立てておくことが重要です。
吹き抜けのメリットは家族の気配を感じられることですが、それは言い換えれば生活音が聞こえてしまうということです。
お子さんが小さいうちは家族一緒に過ごすことが多かったので問題はなくても、成長するにつれて生活リズムが変化し、音が気になるようになったというケースも少なくありません。
リビングでテレビを見ていると、2階で就寝中の家族にうるさいと言われてしまうといったことが起こります。
物音に敏感な人もおり、音がきになってえ眠れずに吹き抜けにしたことを後悔する場合もあります。
キッチンとリビングがつながっている場合には、料理の匂いが2階にまで上がってきてそれが気になるということもあるようです。
それから二世帯で同居する際などには、生活音がトラブルに発展することも多くあります。
普段から早寝早起きをしている親世代に対して、仕事で深夜に帰宅することもある子世代などは典型的な例です。
その場合には、生活音が気になって眠れないということがお互いに起こり得ます。
どちらもストレスを抱えてしまうことになりますが、生活リズムを合わせるというのはなかなか大変です。
注文住宅を建てる際には、事前に将来を見据えた生活をシミュレーションしてみることが大切になります。
吹き抜けの2階部分に窓があると、掃除をするのが大変になってしまうことがあります。
キッチンやリビング、2階部分が全て一体になっている場合には、料理の匂いや煙などが2階にまで上がっていきます。
そのため2階部分が汚れやすくなってしまうこともあります。
また、2階部分の電球を交換しにくいといったことも考えられます。
日々のメンテナンスがしにくいと、掃除や電球の交換が大掛かりな作業になってしまいます。
注文住宅を建てる際には、そういったメンテナンスにも配慮した家づくりが必要です。
憧れのマイホームのために注文住宅にしたものの、物件が完成してから後悔する方も多くいます。
そこで後悔を防ぐためにも、人々がどのようなポイントを見落としていたのか把握しておくことが大切です。
見落としやすいポイントをあらかじめ把握しておくことで、完成してから後悔する確率を下げることにもつながります。
例えばチェックし忘れることが多い点の1つに、コンセントの位置と数があげられます。
注文住宅において人々がコンセントの位置と数を見落とす背景には、どのような理由があげられるのでしょうか。
その理由の1つに、間取りにばかり注目するという点があげられます。
暮らしやすい間取りやキッチンの設備は注目していても、コンセントは大きな問題ではないので後回しという方もいます。
ですが間取りなどは手軽にリフォームできても、コンセントの位置は簡単に変えることができません。
後から変更しにくい点だからこそ、後悔する方が多いのです。
物件が完成してしばらく経ってからコンセントの位置で困ったことにならないようにするためにも、設計の段階で位置や数に注意しましょう。
注文住宅でコンセントの問題が重要になる理由が、人々の生活の変化があげられます。
現代の生活では、洗濯機や冷蔵庫などの家事に関わるものからテレビなどの娯楽に必要な家電であふれています。
それらの家電を自宅で問題なく利用できるようにするためには、コンセントの位置と数が重要なポイントです。
冷蔵庫を置きたい場所にコンセントがなければ、延長コードを利用して家の中でコードが邪魔な状況になるかもしれません。
少しでも注文住宅で快適な暮らしができるようにするためにも、自分たちの生活に必要な数について考えていくことが必要です。
子供が生まれたので、注文住宅を建てようと考えている方もいるでしょう。
そのような方は、子供が大きくなったときのことまで考えることも必要です。
今は小さな子供でも、大きくなったらゲーム機の充電やパソコンの使用で私室でもコンセントを使うときが来ます。
そのため将来的な暮らしの変化まで見据えて、コンセントの位置や数について考えていくことが大切です。
注文住宅でコンセントの位置や数だと思っても、どのように考えたらいいのかわからないという方もいるでしょう。
そのような場合は、具体的に生活をイメージするのも1つの手です。
具体的に注文住宅での暮らしをイメージすることで、どのような位置に電源が必要になるのか考えやすくなります。
家族構成や暮らし方に合わせて、問題を考えていくようにしましょう。
実際に注文住宅におけるコンセントの位置と数を考えるとき、最初にどのような家電を家に置きたいのか検討しましょう。
特に冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの大型家電は最初に配置場所を考えておくことが大切です。
冷蔵庫や洗濯機を置く場所が決まったら、近くに電源が必要です。
冷蔵庫の場合には、炊飯器や電子レンジを近くに置いて同じ電源を利用したいということもあるでしょう。
ですが調理家電を1つの電源からまかなうとブレーカーが落ちる可能性があるので、冷蔵庫の電源のほかにもキッチンには調理器具用のコンセントを作っておくことも大切です。
コンセントを利用するときと、聞くとテレビや冷蔵庫などの家電をイメージする方も多くいるでしょう。
ですが日常生活においてコンセントを利用する場面としては、携帯電話やパソコンの充電というシチュエーションのほうが大きな意味を持っている方もいます。
仕事の連絡や友達との会話などで、携帯電話などのアイテムが欠かせないものになっている方も多くいます。
そのため注文住宅における位置や数を考える場合には、家族が携帯電話やパソコンの充電がしやすいようになっているのかという点を確認しましょう。
それぞれの部屋で充電するのか、それともリビングで充電するのかで必要なコンセントの数や位置にも違いが出てくるので注意が必要です。
暮らしに合わせてコンセントの位置や数を考えているつもりでも、どのように決めたらいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
そのような場合には、注文住宅の例を参考にするのも1つの手です。
実際に注文住宅を建てて暮らしている方の意見を参考に、どのような配置にしているのか情報を集めましょう。
注文住宅が完成して暮らし始めている方の中には、コンセントの位置や数で後悔している方もいます。
後悔している方の意見を中心に、どのような位置にあれば便利なのか考えていくことが大切です。
またモデルハウスなどの見学に行くとき、コンセントの位置や数に注目してイメージを膨らませることも可能です。