住宅リフォームは、工事という請負業務の分野だけに、工事のやり方も業者によって異なり、かかる費用やどの業者に頼めばよいかわからない、見積りも工事内容の不明な一式見積りでは素人にはわからない、などユーザーには不安が多い分野です。
そんな不安を解消し、適正な価格や適切な業者を比較選択するための、一括見積り依頼のWEBシステムが普及してきました。
リフォーム会社によって費用が違ってくる要素が高く合見積りでの業者選択は今では一般的になっていると言ってよいでしょう。
この分野での大手のリショップナビにつき、システムの特徴、口コミ・評判、システムのメリット・デメリットなどについて見てみましょう。
運営会社 | 株式会社アイアンドシー・クルーズ |
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累計利用者数 | 400万人 |
対象分野 | 住宅全般 |
対象地域 | 全国 |
同時見積り会社数 | 最大5社 |
提携会社数 | 1,400社 |
リリース時期 | 43009 |
その他の特徴 | 住宅用太陽光発電システム比較サイトなども運営 |
最初に前提となる住宅リフォーム工事とWEBでの一括見積リシステムについての特徴を見てみましょう。
住宅リフォーム事業は飽和化した住宅産業の中では数少ない残された成長事業と考えられ、大手企業も含む異業種の参入も著しい分野です。
住宅リフォーム事業も建築業界の分野のために従来の建築業界特有の制度を構造的に持っています。
それは施工業者の下請け構造です。
リフォーム会社が自社の中で行っているのは企画営業、設計、工事管理などの事業分野で、工事そのものは下請けの工務店に依頼し、工務店はさらにその下請けに下職の職人に業務分野を依頼していることです。
工務店の下に、大工、左官、内装、電気工事、設備取付け業者、解体業者などが付く形です。
運営会社はあくまでのマッチングサービスで工事については契約にも現場にもタッチしていないということです。
また建築自体についても素人です。
リフォーム会社はサイト参加料もしくは広告費を払う側で、運営会社にとっては顧客の側のリフォーム会社が、どこまでサイト運営会社の管理や指示に従うか不明であることです。
少なくとも現場事情についてサイト運営会社は知らないので、問題がある場合はユーザーからサイト運営会社に連絡する必要があります。
それではこのような業界の前提に立ってリショップナビの特徴について見ていきましょう。
運営会社は株式会社アイアンドシー・クルーズで、事業内容はエネルギーメディア事業(住宅用太陽光発電システム比較サイト「グリーンエネルギーナビ」をはじめ、 エネルギー関連のサイトを複数運営)、住まいメディア事業(リフォーム会社比較サイト「リショップナビ」をはじめ、住まいに関するサイトを運営)、インシュアランス事業(大手保険会社と連携しながら、エネルギー・住設領域に特化した保険、保証の開発及び各種コンサルティング業務)などです。
2018年1月にはヤフー株式会社と連携し、Yahoo!不動産へリフォーム分野と提携しています。
ォーム分野と提携しています。
リショップナビに加盟しているリフォーム会社では以下の4つの審査基準を設けています。
①リフォームサービスを提供するにあたり、過去2年以上に「法人」としての活動実績があること
②法律を遵守していること(建設関連法規・消費者保護法・個人情報保護法・廃棄物処理法のいずれの法律にも過去2年以内に違反の記録がない)
③保険(建設工事保険・賠償責任保険・リフォーム瑕疵保証)に年間で加入していること
④リフォーム工事に必要な資格、免許を保有していること(500万以上の工事をする場合には建設業許可/建築士事務所登録のいずれかが必須です)
リショップナビに加盟しているリフォーム会社を希望の地域ごとに、社名、得意分野、評価、会社概要、工事事例などの項目が閲覧できます。
得意分野は住宅の水回りや屋外などリフォーム場所・箇所ごとに検索できます。
気になる会社には指名見積もり依頼もできます。
リフォーム工事中の事故で住まいに損害があった場合や、引き渡し後1年以内に工事瑕疵があった場合の損害を保証しています。
✔最大5社までの相見積りが得られる
✔業者選定には基準があり優良な業者と提携
✔ユーザーはサイトでリフォーム会社の内容、得意分野、工事事例などが事前に閲覧できる
実家をバリアフリーに改築|栃木県45歳 男性
「実家の両親の家をバリアフリーにするため、リショップナビに頼みました。具体的にはトイレの段差をなくす工事と、お風呂の入り口を平らにする工事です。最初は両親が自分で近くの業者から見積を取ったのですが、値段を見てびっくり。『いやいやそこまではかからないでしょ』と思い。私が実家に行けるタイミングでリショップナビを介した2業者に見積を依頼しました。すると、合計で15万円安くなるというみつもりが。結局リショップナビを介した業者さんに頼み、何の問題もなくリフォームが完成。ネットで申し込んで、話しただけで15万円も安くなったのですごく満足でした。」
「今回リショップナビを使って庭を駐車場にするリフォームを行いました。リショップナビの一括見積もりは安いところで50万円、高いところで180万円と3倍以上の価格差がありました。どうしてこれだけの価格差があるのか管理人にはわかりませんが、今回の見積もり内容は綺麗に作るよりも価格重視でしたので当然のように一番安い業者さんにお願いしました。『安いから手抜きなのでは…?』と不安になることもありましたがコンクリートの厚さも事前に問題ないことを確認していますし、実際に工事が始まっても工事内容や職人さんの態度などにも一切問題はなく、出来上がり含めて非常に満足いく内容でした。今回リショップナビやホームプロなどの一括査定サイトを使わなかったら絶対にこの価格でできなかったと思っています。リショップナビやホームプロなどの一括査定サイトは水回りやキッチン、トイレ、風呂など色々なリフォームの一括査定もできますので今後もリフォームの機会があれば活用していきたいと思います。」
「これまでなかなか地元周辺でよいリフォーム会社を見つけることができなかったのにリショップナビを利用したらあっという間に見つけることができた、最初からここを使っていればよかったなど。あまりに簡単に見つかったので驚く声も聞かれます。また、リフォーム料金の安さを評価する声も多く見られます。たくさんの提携会社の中から選んで見積もり依頼を出すことで競争意識が働くのか、驚くほど安くリフォームができることも多いのです。『リショップナビを使う前に自分である業者に見積もり依頼を出したときと比べて30万円も安い見積もり結果がでました。リショップナビを使ってからリフォーム会社を選ぶことにして本当によかったです』など。費用を安くできる点を魅力に感じる人は多いのでしょう。」
50代男性
「約10社程電話が有り、内、約束通り見積りに来たのは、8社、大手2社は、約束して、何の連絡も無しで来ず!最終的に、大手1社とローカル社、大手は連絡して来て、折り合いがつかず、もう1社は、最終、連絡して来ると言って、何の連絡も無い!杜撰過ぎる業者が多い!実名で評価出来るようにしないと、真面な企業までも同じく評価されがちだ、今回、リフォームを考えていたが、残念な結果に終わってしまった!適当な業者が多すぎだ!極論だが、客を騙してなんぼ!的な業者ばかりだった。」
50代女性
「一括見積もりを登録したら、電話が頻繁にかかってくるようになった。朝・昼・晩、一日に何度も着信があり、それが1週間以上続いている。しつこい。」
✔リフォーム会社の見積りにはかなりの差がありやすい業者探しには有効
✔スピーディに業者探しができる
✔リフォーム会社の営業がしつこい可能性もあること
会社によって料金体系が異なるほか、得手不得手も出てくることもあります。
複数の業者に一括で見積り依頼を出し、相見積りをすることでどの会社が一番安いのかを確認することができます。
提携会社の選択で重要なポイントとなるのが会社の質です。
リフォームではどうしても悪質な会社に引っかかるリスクがつきまとうものです。
ですからリフォーム会社選びをする際には、最初の段階で悪質な業者を排除したうえで比較検討できるかが重要なポイントとなってきます。
リショップナビではリフォーム会社と提携する際には厳しい審査を実施し、質的に問題がありそうな会社を提携から除外しています。
提携会社の内容が詳しく紹介されユーザーが事前チェックできるサイト情報が提供されています。
無料で利用できるサービスの難点のひとつとして挙げられるのが勧誘の存在です。
この勧誘の有無が、リフォーム会社を紹介するサービスの評価を分ける非常に重要なポイントとなっています。
リショップナビではそうしたリフォーム会社のしつこい勧誘がないよう指導しています。
ただし、実際にリフォーム会社がどこまで従っているかには注意が必要です。
リフォーム工事後に万一問題が起こったときに備えた保証があります。
工事ミスに伴う再工事・補修を行う事ができる「安心リフォーム保証制度」が設けられています。
工事が終了して引渡しが行われてから1年以内に工事が原因の問題が起こったときに適用されます。
また、リフォーム工事中にリフォームしない場所を傷つけてしまう事故で損害を与えてしまった場合にもこの保証が適用されるので安心です。
インターネット上の見積りでは、業者は競争があるのでどうしても安い価格を提示してくることが多くあります。
しかし、リフォームはトイレにしても風呂にしても単に設備を更新するだけでなく付帯工事が伴います。
単なる取り付け工事だけでなく床やタイルも傷んでいると言われて関連工事が必要ということはよくあります。
少なくともリフォームでは関連の部分の傷みや不具合を指摘して工事の規模を大きくし、売り上げを上げる方法はよくあります。
訪問してきた業者はユーザーの名前も自宅住所も連絡先も知っています。
どうしても断りにくくなってきて予算が大幅にアップしてしまう危険性があります。
住宅の部分的な工事や設備の交換の範囲を超えるリフォームは、業者のプランの提案力が重要な要素になります。
しかし、リショップナビではそのようなプラン提案対応になっていません。
間取りの変更などではユーザーは設計士のいる会社のプランの優劣も知りたいのです。
他のサイトでは、株式会社LIXIL の「LIXILのリフォーコンタクト」があります。
LIXILは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。
トステム、イナックス、サンウェーブ工業などの統合会社です。
全面・大規模リフォーム、間取り変更などの見積りが可能です。
同様に訪問しないとわからないというリフォーム会社はありますが、あくまでも匿名のままでの提案を要求することができます。
リショップナビでは匿名での見積り依頼ができません。
他のサイトでは匿名での見積り依頼ができるところがあります。
むしろ最近はそういうところが増えてきていると思います。
いったんユーザーの連絡先がリフォーム会社に分かってしまうと営業電話がかかってきてしつこいからです。
住所までわかってしまえば訪問してくる可能性もあります。
✔リフォーム工事にありがちな大幅な価格差が相見積もりで確認でき、安い会社を選びやすい
✔リフォーム会社の選定では厳しい基準がある
✔匿名での見積り依頼ができない
リショップナビの利用方法は次のようなものです。
電話でも受け付けています。
複数社の比較で最安値の会社が見つかります。
納得したら発注契約し、納得できない場合は断る
直接断りにくい場合は、検討すると答えて、サイト運営会社に連絡し断りを伝えてもらいましょう。
工事の契約はあくまでもリフォーム会社とユーザーとの間に結ばれます。
✔簡単に早く見積り依頼ができる
✔複数社の比較で最安値の会社が見つかる
✔詳細の訪問見積りを経て、工事契約はリフォーム会社と直接行う
リショップナビは次のような人におすすめです。
最大5社の合い見積りがネットで得られますので、スピーディで手間のかからない業者探しができます。
サイトの提携会社は一定の基準をクリアーした会社で、ユーザーもどんな業者かはサイトで事前に閲覧できます。
情報を入力後はリショップナビのコールセンターから折り返しの電話があります。
ここで詳しい現在の状況などのヒアリングを行い、その情報をリショップナビがリフォーム会社に伝えてくれます。
✔より安い価格で工事をやってくれるリフォーム会社を探している人
✔良質な業者を探している人
✔安心な工事のフォロー体制を求める人
リショップナビはリフォーム会社紹介サービスとしてはかなり規模が多く、最大5社からの一括見積りが可能です。
実際にユーザーの連絡先を受け自宅へ来てもらい、詳細の訪問見積りを依頼するリフォーム会社は2・3社に絞り込んだ方が良いでしょう。
リフォーム会社との対応はかなり時間がとられますし、訪問されればこちらの氏名、住所、連絡先の個人情報がすべて知られてしまいます。
また、当然断りの作業も伴いますからそのエネルギーも必要です。
また、WEBでの見積りと訪問見積りが大きく異なり追加の工事が必要などと言われた場合は、内容と価格を検討し、他の会社の見積り内容も検討し、場合によりサイト運営会社に連絡し、見積り内容を変更しての再見積もり依頼をしてもよいかもしれません。
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