今の時代はマンションブーム、駅に近い物件や周辺に緑が多い公園などがある物件は生活環境も良く人気を集めています。また、築年数が経過していると価格は下がるものの、構造自体がしっかりしている場合には、利便性などを加味した形で、売れる可能性も高くなります。
築年数が経過していることで価格は下がる、駅から近い場所にある中古マンションは新築よりも値段が安いなどからも、駅周辺にこだわりを持つ人々からの注目を集めています。中には築40年以上の中古マンションを購入、購入後に部屋のリフォームやリノベーションを行って住みやすい部屋に変える人も少なくありません。そのため、築年数が経過しているのでマンション売却が出来ないことはなく、不動産会社に仲介を依頼すればマンション売却が出来る可能性を持つわけです。
中古物件でも利便性が高い環境を求める人々からの注目を集めている、築年数が経過している場合でもリノベーションを利用して新たな間取りに作り替える人が多いなどからも、マンション売却は可能性が高いと言えましょう。ちなみに、リノベーションは構造体以外を取り壊し、スケルトンの状態にしてから新しい間取りを作り出すリフォーム手法です。
夫婦2人なので4LDKの間取りを2LDKに作り替えたり、5LDKの間取りでは各部屋が狭いなどの理由から、3LDKにして住みやすさを高めるなどが出来るのがリノベーションの魅力です。まったく異なる、新しい価値を持つ部屋に出来るなどからも注目を集めているわけです。実際マンション売却を行う時には、どのくらいの金額で売ることが可能になるのかを知る必要があります。
マンション売却価格は売り主に決定権がありますが、相場を超える金額で売り出しても反響がない、いつまで経ってもマンション売却が出来ない要因にも繋がりかねません。所有しているマンションの価値がどの程度あるのかは査定を利用するのが最適、査定も数社にお願いすれば相場を把握出来るようになります。
マンション売却価格の相場を把握することは、販売価格の設定を行う時にも役立ちますし、適正価格で売り出せば反響も大きくなる、値引き交渉などに対する効果にも良いとも言えましょう。中古マンションを買い求める人の多くは、販売価格よりも値引きした金額で購入を検討しているなどからも、反響が大きければ大きいほど値引き額が少ないお客さんに購入して貰えるメリットにも繋がって来ます。
ところで、相場を掴む時の不動産査定は机上査定と出張査定の2種類があるのをご存知でしょうか。机上査定とは、文字通り机の上で数字情報を基にして見積もりを行う方法です。これに対して出張査定は現地に出向いて部屋の広さや設備の充実性、老朽化などを踏まえて見積もりを行う方法です。出張査定の場合は不動産会社の担当者などが自宅に訪れて見積もりを作成するのに対し、机上査定の場合はネットで完結出来るなどの違いを持ちます。そのため、机上査定は匿名での依頼も出来るメリットもあるのです。
机上査定を利用する時には、インターネットで不動産査定を行っている会社を調べる必要がありますが、こうした会社を1社ずつ探して依頼するとなるとかなりの労力を使うことになりかねません。中には対応エリアではないなどの理由で断れてしまうこともあります。
仮に、マンション売却を行う物件が東京にあり、九州などの地元エリアで査定を行っている会社に依頼をしても適切な見積もりを貰うことは出来ませんし、地域に密着した営業スタイルを持つ会社でなければ相場の把握も出来ないわけです。インターネットの中には指定した不動産会社に対して一括見積もりの依頼が出来るウェブサイトがあります。
こうしたサイトを利用すると、地域を絞り込んだ上で査定依頼が出来る会社を自動的に選び出してくれるので便利です。例えば、東京都などのように地域を指定することで、東京都内の不動産会社や都内にある物件に強い会社を絞り込むことが出来るようになります。尚、マンション売却は今すぐやらないけれども、将来的に売却する時の参考にしたい、現在の住まいの資産価値を知りたいなどの場合、匿名で依頼することも出来ます。
サイトを利用すれば、自動的に査定依頼が出来る不動産会社の絞り込みを行ってくれます。不動産会社にはそれぞれ対応エリアがありますので、サイトを使えば自宅を対応可能にしている会社だけをサイト内で絞り込めるわけです。東京都などのように入力すると、都内を対応しているサイト登録内の会社が一覧で表示される、その中から良いと思われる会社を絞り込み、情報を入力して送信する、これだけで査定見積もりがメールなどで届くようになります。
尚、不動産会社の中には対応が良い所と悪い所などがあるかと思われますが、初めて利用する人にとって対応が悪い会社に当たってしまうとトラブルの原因にも繋がりかねません。サイトの中には実際に利用した人の口コミも掲載してあるので、口コミ評判をチェックして選ぶのがお勧めです。
マンション売却を今すぐ行うのではなく、とりあえず自宅がどのくらいの価値を持つマンションであるのかを知りたい時にも机上査定は便利です。但し、あまりにも多くの会社に見積もりの依頼を行うと、後からセールスの電話が入るのではないか、しつこい勧誘があるのではないか、色々な疑問や不安を感じる人も多いことでしょう。
インターネットを利用した不動産査定は、匿名で行うことも出来ますし、相手方に知らせる情報はあくまでも物件の概要的なこと、個人情報を相手に伝えることはないので安心です。連絡方法には電話やメールなどがありますが、メールを利用する時もフリーアドレスのメールを使うなどの工夫を行っておけば、後からセールスの電話などが入ることがない、完全な匿名での見積もり依頼が出来ます。
査定方法には、ネット査定などの簡単に行える方法もありますが、実際にはそれだけでは正確な査定額を知る事が出来ません。 どうしてもネット査定の場合は、実際の物件を見たわけではありませんので、近隣の相場などから考えた金額を提示されることになります。
もちろんそれでも正確な額に近い場合も多いですが、正確に知りたいのであれば、それだけではいけないといえるでしょう。 マンション売却時に正確な査定額がわかっていなければ、今後どのくらいの金額で売り出していけばいいのかも考えにくくなりますので、訪問査定を行う価値が出てきます。
マンション売却の為の訪問査定を依頼すると、不動産会社のスタッフが実際にマンションを訪れて査定を行っていくようになります。 その際には部屋の状態を確認していくようになりますが、どんな状態で使用されていたのかを確認していきます。
丁寧に使用されていた物件なのか、それとも修繕が必要な部分があるのかなどを見ていくようになるでしょう。 例えばなんらかのことで、壁に穴が開いているとなれば、そのまま売り出すわけにはいきません。穴が開いている状態を購入権希望者が見た場合、どんな住人が暮らしていたのかと不審に思われるようになりますので、なかなかマンション売却が出来なくなるからです。
訪問査定に来てもらうのであれば、それまでに出来る限りのことをしておくようにしなくてはなりません。 壁に穴が開いている場合には、素人が修繕するのは難しいですし、余計におかしなことになってもいけませんので無理に触らない事です。
業者に依頼をすれば上手く修繕をしてもらえますが、かなりの費用がかかるようであれば、敢えて修繕はしない方がいいでしょう。 費用をかけて修繕をしたとしても、修繕費用を賄えるほどの影響があるかわかりませんので、無理に修繕をしない方がいい場合もあります。
訪問査定前にしておく事は、自分で出来る範囲で印象をよくする努力をしておく事です。 大きな修繕をするまではする必要がなかったとしても、部屋全体を片づけてすっきりさせておくとか、掃除を入念に行っておくなどがあります。 これらであれば、お金をかける事なく自分の力で行う事が出来ますので、費用の負担はありません。
努力次第によっては印象が大きく変わるようになり、周辺のマンション売却相場よりも高く評価をしてもらえる場合もあるでしょう。 少しでも査定額を上げるためには、印象が大事ですので、出来る限りのことをしてから訪問査定を依頼をすることです。
掃除をしておけば、綺麗な状態で大事に住んでいた事がわかりますので、徹底的に行っておく方がいいでしょう。 特に念入りにしておきたい場所としては水回りの部分ですので、キッチンやトイレ、お風呂などは綺麗にしておく事が大事です。 油まみれになっているキッチンでは、料理をする気になりませんし、カビだらけのお風呂も印象がよくありません。 清潔感溢れる状態にする事によって、高い評価を得られるようになりますので、時間をかけて清掃をしておくのが大事です。
マンションの部屋の中に入った時の印象というのは、玄関に入った時点から決まるようになります。 玄関に入った瞬間に汚いという印象を営業マンに与えてしまうと、いきなりマイナス評価になってもいけません。 マイナスからプラスにしていくのは難しいですので、プラスの印象を持てるようにする必要があります。 その為には、玄関をすっきり片付けて広く見せるようにし、入った瞬間にきれいだと思ってもらえるようにしておきましょう。
毎日暮らしている場所というのは、当たり前の臭いになりますので住んでいる自分では気づかない部分もあります。 しかし初めてその部屋に入る人の場合は、独特な臭いが気になってしまったり、部屋の空気が淀んでいれば気づいてしまうものです。 出来るだけ臭いを発するような物は避けるようにし、空気の入れ替えを心がけるようにしなくてはなりません。 消臭スプレーを使うのであれば、無香料のものを選ぶようにし、臭いがまざってしまわないようにしなくてはなりません。
査定をする不動産会社のスタッフが来た時には、部屋の中の隅々までチェックしていくようになりますが、チェックしきれない部分が出てくる事もあります。 例えば、壊れている部分があったとしても、それに気づかない場合もありますが、その時には自分から伝えるようにしておかなくてはなりません。
バレなかったからよかったと軽く考えておくと、後からトラブルになる事があるからです。 伝える事は伝えるようにして、正確な査定額を出してもらうようにしなければ、後からバレて査定額をマイナスにされた方が困ります。
伝えなければならないことを伝えていなかった場合、売り主としての信用を損ねるようになってしまいます。 訪問査定の際にスタッフと信頼関係を築けていなければ、この人の為に全力で手助けをしようという気持ちを奪ってしまうことになります。
マンション売却は実際の物件の価値も重要になりますが、いかに営業マンが頑張って手助けをしてくれるかにもかかってくるでしょう。 信頼関係が築けていなければ、数ある物件の中の一つと考えられてしまいますので、真剣に扱ってもらえなくなってもいけません。 信頼関係を築けるようにする為にも、信頼できる酷だと思ってもらえるようにしましょう。
訪問査定で査定額が出た後には、それ以上評価を下げることがないようにしておかなくてはなりません。 せっかくいい評価をしてもらったというのに、壁やフローリングに大きな傷をつけてしまったり、設備を破損させるような事になれば、査定額が変わってくる事もあります。
少し位であれば査定額に影響はないだろうと思っていても、大きく影響してくる事もありますので、注意しておく必要があります。 買い手がつくまでは大事に扱っていく必要がありますので、査定額が出たからと言って安心するのではなく、いい状態を維持できるようにしておかなくてはなりません。
マンション売却を考えた際に第一のステップとなるのが、不動産会社の査定を受けるということです。不動産会社の査定を受けなければ、自分のマンションがどれくらいの価格で売却できるのかということが分からないからです。この査定を受ける際には様々な注意点がありますが、それを知るためにも、まずは査定に影響するポイントを知っておくことも大切です。
マンション売却にあたり、査定額に最も影響を与えるといわれているものが立地です。一番重要となるのが駅からの距離であり、特に駅から徒歩7分以内のマンションは需要が高いため高評価につながります。たとえ駅から離れているマンションであっても、子育てのファミリー向けのマンションであれば、子育て環境が重要視されます。
学校や保育園、公園などが近く、買い物がしやすい環境であれば高評価につながります。さらにマンションは3階以上が優位となり、上に行けば行くほど値段が高くなる傾向にあります。南向きの部屋が人気で、角部屋や専用の庭やルーフバルコニーが付いていることもプラスのポイントになるでしょう。
どんなマンションであっても、築年数は重要視されることになり、築年数で耐震基準が分かります。1981年6月1日以降に建築許可が下りた物件に対しては、新耐震基準が適用されていることになります。それ以前のものの場合には、近年心配されている大地震の際の不安や、住宅ローンを組みにくいなどの点から評価は下がります。
しかし耐震補強工事をすることで、これらは考慮されることになります。また管理が良好なマンションであれば、マンション全体の価値が上がることになるでしょう。管理状況のチェックポイントとしては、管理人の供給や共有部分の清掃やメンテナンス、築年数の古いマンションの場合には外壁塗装などのメンテナンスが定期的に行われているかどうかなどもポイントとなります。
共有部分のセキュリティー対策として影響のあるポイントは、オートロックや監視カメラの有無などがあげられます。そのほかにも宅配ロッカーやペットが散歩をした際に足を洗う場所、車を洗うスペースなどが確保されていれば、さらにプラスのポイントになります。
比較的大規模なマンションの場合には、エントランス付近に休憩スペースが設けられていたり、歓談するためのゲストルームやコミュニティールームが設けられていることがありますが、これらも高評価となるでしょう。駐車場の台数は十分な数が用意され、希望者が利用できるかは大きなポイントです。平面駐車場なのか機械式の駐車場なのかも大きなポイントとなります。
マンションを高く、なおかつスムーズに売却するためにも、まずは査定を成功させる必要があります。査定の受け方により査定額も異なるため、マンションの査定を受ける際には必ず知っておきたい注意点について把握しておきましょう。
マンションを売却する際には査定を依頼することになりますが、この査定については複数の不動産会社から受けることを頭に入れておきましょう。不動産会社によっては査定価格が数百万円も違うことがあり、1社だけに査定を依頼した場合には、損をしてしまう可能性も出てきます。
業者により差が出る理由としては不動産会社により得意なエリアがあることや、マンションや一戸建てなどの得意分野があることによります。そのためマンションの売却を得意とする信頼できる不動産会社を探すことが、売却成功のコツとなるでしょう。
マンション売却における査定の前に、まずは自分のマンションがある地域のマンションの売却価格の相場について知っておくことも大切です。査定額を提示された際に、相場の価格と大きな差があるようであれば、自分から地域との相場の違いについて質問することもできます。不動産会社に相場を知っているということが伝われば、業者からなめられる心配もありません。
査定にはいくつかの方法がありますが、売却希望時期に応じて査定の方法を選ぶ必要があるでしょう。もしも比較的早く半年以内に売却を希望するのであれば、訪問査定を受ける必要が出てきます。最短期間で売却するためには、最初から訪問査定を依頼し売却のステップをどんどん進めていかなければなりません。特に中古のマンションに関しては築年数が少しでも浅い方が有利となるため、早めに行動に出ることが大切です。
それほど売却に急いでいないのであれば、物件を実際に見ることなく、周辺の相場などを参考に概算額を出す机上査定を受けて、査定の結果や説明内容が気に入った会社だけに厳選して訪問査定を依頼するのも一つの手段となります。しかし早く売却したい場合と同じように、のんびり進めることで築年数がどんどん長くなってしまうことにつながるため、この点についてはしっかりと考慮しておく必要があるでしょう。
査定を受ける前にリフォームをしたり、プロによるハウスクリーニングを受けておいた方がよいのではないかと思う人がいるかもしれません。しかし500万円かけてリフォームしたとしても、500万円高く売れることはほとんどのケースでみられません。近年ではセルフリノベーションが流行していて、中古マンションを購入した上で自分好みの家に作り変えたいと考えている人は多いものです。
あらかじめリフォームをしてしまうと反対に売りにくくなってしまうこともあるので、リフォームをする前に不動産会社に相談することをお勧めします。同じようにプロのハウスクリーニングも不要です。査定を受ける際には、建物自体の傷みなどを見ることになるため、家の整理整頓はそれほど影響ありません。しかしマンションを売り出してから購入希望者が内覧にくるまでの間に、プロのハウスクリーニングを済ませておくのは一つの手段といえます。
リフォームやプロのハウスクリーニングなどは、査定の際にそれほど重要視されることはありませんが、売却をするまでに壊れたものを修繕することは必要です。例えば給排水トラブルなどの大きなダメージがあるのであれば、この部分は早急に修繕する必要がありますが、細かい傷についてはそれほど気にしなくてもよいでしょう。
査定の際にどこを修繕すればよいのかなど、不動産会社に相談したうえで修繕を行うのが最も良い方法と言えるでしょう。
マンション売却にあたり、まず最初にやらなければならないことが査定です。査定の方法には匿名査定や訪問査定など複数の方法があることがわかりました。
マンションを売却したい時期に応じてお薦めの査定の方法も異なります。査定を受ける際には様々な注意点があるので、それらをよく頭に入れたうえで査定依頼を行うとよいでしょう。不動産会社に査定を依頼することが、マンション売却のスタートとなるため、のちにマンションを売却したことを後悔しないためにもしっかりと頭に入れておきましょう。